この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を３分でわかりやすく解説する番組です。
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ドル円発射角低い、足許より先行き－米国11月フィリー連銀製造業景気指数
動画要旨
【米国11月フィリー連銀製造業景気指数】
11月17日、22時30分にアメリカで11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が発表されます。
この指標は、アメリカのフィラデルフィア地区の250の製造業の景況感を調査した指標で、ゼロを境界に、プラスが景気の拡大、マイナスが縮小となっています。NY連銀製造業景気指数と共に、アメリカの製造業のすう勢を見る上で重視されています。一般的に、フィラデルフィア連銀製造業景気指数のことをフィリーなどとも呼びます。
【米国11月フィリー連銀製造業景気指数を見る上でのポイントは3つ】
1つ目は、10月は-8.7と9月の-9.9からマイナス幅を縮小させました。ただ、新規受注や受注残高の減少から2カ月連続で景気の縮小が示されたほか、6カ月先の見通しも大幅に落ち込み、逆風が強まっている様子です。
2つ目は、支払価格、受取価格は足許、上昇していますが、6カ月先は大きく低下しており、インフレ期待は鈍化傾向のようです。
3つ目は、雇用情勢についてですが、10月は平均労働時間の増加に連動して、従業員数も増加しています。ただ、6カ月先の見通しは週平均労働時間、従業員数とも控えめで、今後の労働市場への不安はくすぶっています。
全体的には、ビジネス環境はそれほど悪くなさそうですが、将来への不確実性は高い様子です。こうした傾向は、11月15日に発表されたNY連銀製造業景気指数からも読み取れます。
【結果とドル/円の反応】
米国11月フィリー連銀製造業景気指数
TEAMハロンズとしては、インフレピークアウト、供給網の改善、クリスマスシーズンを控えていることから、景況感の悪化に歯止めがかかるとの見方で、②をメインシナリオと考えています。
ただ、見通しの部分が停滞するようだと、ドル円の上値は抑えられやすくなりそうです。
※この文章は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
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円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」（動画）、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X（Twitter）アカウントTEAMハロンズ（＠TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21：00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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