この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を３分でわかりやすく解説する番組です。
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ドル/円にダメ押し？消費意欲、頭打ち－米国11月ミシガン大学消費者態度指数/速報値
動画要旨
【米国11月ミシガン大学消費者態度指数/速報値】
11月11日、24時に11月ミシガン大学消費者態度指数・速報値が発表されます。この指数は、ミシガン大学サーベイ・リサーチセンターが500人の消費者を対象に実施する調査で、そのうち6割の解答を速報値として発表し、全体の集計結果は確報値として発表されます。
米国のGDPの約7割を占める個人消費の動向を確認できるため、注目度は高めですが、調査規模が小さく、指数のブレが比較的大きいため、結果の受け止め方は分かれやすいです。
【米国11月ミシガン大学消費者態度指数/速報値を見る上でのポイントは3つ】
1つ目は、10月の消費者態度指数は、大幅な引き締め進行にもかかわらず59.9と、最近半年で最高水準となり、エネルギー価格の上昇一服が消費者心理の改善を後押ししている様子を示しました。
2つ目は、現況指数は65.6へ上昇した一方、期待指数は56.2に留まり、その差が拡大しています。消費者は見通しに対して慎重姿勢を崩していません。
3つ目は、1年先の期待インフレ率は5.0％、5年先の期待インフレ率は2.9％と、9月にFOMC出席者が予想した、来年末のFFレート水準の4.6％、長期のFF金利水準の2.5％よりまだ上で推移しています。消費者が体感しているインフレ圧力はまだ低下していないようです。
【結果とドル/円の反応】
米国11月ミシガン大学消費者態度指数/速報値
TEAMハロンズとしては、コンファレンスボードが発表する消費者信頼感指数の伸び悩みや、企業景況感の鈍化が警戒されていることもあり、消費者心理の改善だけが広がるとは見込みづらく、③をメインシナリオと考えています。
ただ、期待インフレ率の動向によっては、ヘッドラインを受けた当初の値動きが急に反転する危険もあり、注意が必要です。
※この文章は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
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円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」（動画）、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X（Twitter）アカウントTEAMハロンズ（＠TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21：00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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