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ドル・円は上げ渋りか、150円台では円買い介入に警戒感

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は上げ渋りか、150円台では円買い介入に警戒感」
 20日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想したい。米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締め加速への期待感から、金利高・ドル高の見通し。ただ、150円台では日本政府の円買い介入が警戒され、ドルの一段の上昇を抑制しそうだ。
 米10年債利回りが強含み、19日の欧米市場ではドル買い優勢に。ユーロ・ドルは0.97ドル半ばに下げ、ドル・円は149円90銭台に浮上。また、英国のインフレ高進が鮮明になり、先行き不透明感を嫌気したポンド売りもドルの押し上げ要因となった。本日20日のアジア市場は米長期金利の上昇で今晩の米株安を想定したアジア株安を受け、リスク回避の円買いが先行。ドル・円は150円に接近したが、上値の重さが目立った。
 この後の海外市場は米金融政策にらみの米金利が手がかり。今晩発表のフィラデルフィア連銀製造業景気指数など経済指標は低調とみられるが、FRB当局者のタカ派的な見解で金利高・ドル高は継続しよう。また、ウクライナ情勢の悪化で安全通貨買いが優勢となった場合、ドル選好地合いが見込まれる。ただ、ドル・円は心理的節目の150円を上抜ければ通貨オプション絡みのドル買いにより一段高が見込まれる半面、円買い介入への警戒感が上値を抑制しそうだ。



通貨別分析

 

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