2022年9月21日
【ドル/円】:一方向へ抜け出す可能性に注意。
ドル/円は小陽線で終え、小幅続伸しました。個々の足は強いものではありませえんが、重要なサポートラインに支えられており、143円を割り込んで終えない限り、下値余地が拡がり難い状態です。値動きも収縮しており、一方向へ抜け出す可能性に注意が必要です。今日は米FOMCの結果待ち(日本時間22日3:00am)で日中は様子見となりそうです。マーケットは0.75%の利上げを予想しています。 143.00を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯、142.50割れを見た場合は“ニュートラル”な状態に戻して142.00以下の下値抵抗の強さを確認する動きへ。逆に145.00-10の抵抗をクリアした場合は新たな上昇エネルギーを得て146円超えトライの動きが強まり易くなります。 ドル買いは143.30-40で押し目買い。下値余地を143.00近辺まで見て置く必要があります。損切りは、短期トレンドが変化する142.40で撤退です。上放れる可能性があるので今日のドル売りは1日様子見です。 日足の上値抵抗は144.50-60,145.00-10,146.20-30に、下値抵抗は143.30-40,142.90-00,142.50-60,141.70-80にあります。
【ユーロ/円】:上値余地が限られる可能性。
ユーロ/円は小反落。下値を切り上げる流れを維持していますが、上値抵抗にもぶつかっており、下値リスクがより高い状態です。買いは様子見です。売りは144.10-20で戻り売り。損切りは144.60で撤退です。終値ベースで144.60超えまで戻せば下値リスクが後退します。上値抵抗は143.50-60,144.10-20,145.20-30に、下値抵抗は143.30-40,142.50-60にあります。全て下抜けて終えた場合は下値余地がさらに拡がり易くなります。
【ユーロ/ドル】:戻り売り方針継続。
ユーロ/ドルは陰線引けとなり、上値トライに失敗して引けています。トレンドが弱く日足の形状も悪化しているので、買いは1日様子見です。売りは1.0010-20で戻り売り。損切りは1.0060で撤退です。上値抵抗は0.9980-90,1.0010-20,1.0040-50に、下値抵抗は0.9950-60,0.9900-10,0.9860-70にあります。短期トレンドは1.0160-70の抵抗をクリアすれば下値リスクがやや後退、1.0200超えで終えれば“ユーロ強気”に変化します。
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