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FX「8月月間最強通貨、年間でも最強通貨維持、年初来高値更新」メキシコペソ見通し

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総括

FX「8月月間最強通貨、年間でも最強通貨維持、年初来高値更新」メキシコペソ見通し

予想レンジ 6.7-7.2

(ポイント)
*8月月間最強通貨、年間でも最強通貨維持、年初来高値更新
*8月前半のCPIは8.62%で依然高い
*中銀は22年、23年の成長率、インフレ率の見通しを発表した
*来週は8月全体のCPIの発表がある
*2QのGDP改定値は前期比0.9%増
*8月製造業PMIは48.5。
*大統領の支持率は61%と強い
*政策金利は0.75%引き上げて8.5%へ
*米との金利差6%を維持
*海外(米国)からのメキシコへの仕送りは絶好調
*ムーディーズは格下げ、S&Pは見通し引き上げ

(8月月間最強通貨、年間でも最強通貨維持、年初来高値更新)
 年初来高値を8月24日と29日、9月1日(6.95)に更新した。8月は月間最強通貨、年初来でも最強通貨だ。ペソは対円で年初来23.71%高、ドルは同じく21.8%高でペソがドルより強い。ペソは対ドルで年初来1.54%高。

(物価上昇続く)
 8月前半の消費者物価は、前年同期と比べて8.62%上昇した。食料品を中心に物価が上昇した。インフレ率の高止まりを受け、メキシコ中銀が9月29日に開く金融政策決定会合で利上げを続けるという見方が強まっている。農産物やエネルギー価格を除くコアインフレ率は7.97%でこれも高止まりしている。
 中銀は現在、10会合連続で利上げ行っている。8月の0.75%の利上げ幅は2会合連続だった。インフレ率が歴史的な高水準で推移する中、中銀は今後も大幅な利上げを続ける見通しだ。

(米国追随の金融政策か、デカップリングか)
 メキシコ中銀の理事会メンバーの1人は、メキシコの利上げはFRBの利上げに対応する必要があり、両国の金利差を維持する必要があり、ペソの下落を防いでいると主張した。金利差が縮小すると不安定化する資本流出を引き起こす可能性があるとしている。
 一方、別のメンバーは、メキシコの金融政策決定は国内経済にもっと焦点を当てるべきであり、FRBからの「デカップリング」は可能になるだろうと示唆した。

(22年、23年の成長、インフレ見通し)
メキシコ中銀は四半期報告で、年末の物価上昇率は8月半ば時点の8.62%から8.1%に鈍化し、コア物価上昇率は年末に7.6%、来年末には2つの数字は3.2%になるとの見通しを示した。
一方、今年の国内総生産(GDP)成長率予想は1.7-2.7%で、2.2%という従来の中心値を維持。来年の予想は1.4-3.4%を0.8-2.4%に引き下げた。

(2Q・GDP)
 2QのGDP改定値は前期比0.9%増だった。2四半期連続のプラス成長は維持した。農業、漁業、林業などの第1次産業、製造業などの第2次産業、サービス業を含む第3次産業がそれぞれ0.9%増加した。前年同期比では2.0%増。

(7月失業率など)
 7月失業率は3.4%、6月の3.3%から上昇も予想の3.5%を下回った。
8月の企業信頼感指数は50.9で7月の51.1から低下、8月製造業PMIは48.5で7月と同じ。

テクニカル分析

週足は4週連続陽線、8月は大陽線

日足、ボリバン3σ下限から2σ上限に沿って上昇が続く。年初来、高値を更新。8月31日-9月1日の上昇ラインがサポート。ボリバン2σ上限は現在、6.998。5日線、20日線上向き。雲の上。
 週足、4週連続陽線、今週もここまで陽線でボリバン2σ上限へ。8月15週-22日週の上昇ラインがサポート。
 月足、7月は6か月ぶり陰線も8月は年初来高値を更新し大陽線。6月-7月の下降ラインを上抜く。5月-8月の上昇ラインがサポート。6月-7月の下降ライ。ボリバン2σ上限。
 年足、2021年は陽転。20年-21年の下降ラインが上値抵抗だが上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。



VAMOS MEXICO

メキシコ大統領は高支持率維持

 レフォルマ紙の新しい世論調査(8/23-29)によると、ロペスオブラドール大統領の支持率は61%。不支持は33%。ただ調査対象者の半数強 (53%) は、メキシコ経済が悪化したと答えた。77% が高水準のインフレによって重大またはある程度の影響を受けたようだ。
 また68% が過去 12 か月間で暴力が増加したと考えており、66% が治安全般が悪化していると考えている。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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