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ドル/円 押し目買いが入りやすく、上値は重いのでは・・・


今週の注目通貨ペアはこれだ!

 


■ ドル/円 押し目買いが入りやすく、上値は重いのでは・・・ 
先週は、水曜日に高値を付け、金曜日に安値を付ける展開でした。木曜日に22日の安値を下回ったところから買い方の投げが持ち込まれ始め、週末にかけても下値模索の動きが続きました。実体線は一気に132円台へ突入ということで、7月14日からの高値からの調整値幅は実に7円近くにも及ぶ大きな下落となっています。上昇相場が続いてきましたので、売りで入るのに抵抗感を持つトレーダーが多いのも下げ止まらない要因と考えてよいのではないでしょうか。
移動平均線は、長期が上昇する一方で短期・中期が下落しました。短期・中期の移動平均線がデッドクロスを形成し、実体線が両線の下側に潜り込む形になっていますので、上昇トレンドは一旦終焉を迎えたという判断でよいのではないでしょうか。MACDも下落基調を強めていて、MACD線はゼロライン割れ寸前まで下落してきています。ボリンジャーバンドの幅も広がってきていて、ややボラティリティの高まりを感じさせますね。
今週は、売り先行で臨みたいところです。チャート的に下支えと考えられるのは長期の移動平均線くらいですが、これとて売り方の格好のターゲットになりやすく、次のターゲットは6月16日の安値近辺ではないでしょうか。そうすると、131円50銭程度がターゲットということで、値幅的にもちょうどよい位置かもしれません。買い下がる人が多ければ多いほど戻りは鈍く、投げを誘発しやすい地合いと言えるような気がします。


その他 通貨ペア分析


■ ユーロ/円 このチャートで買うのは、さすがに・・・ 
先週は、火曜日に高値を付け、金曜日に安値を付ける展開でした。先々週の木曜日以降の動きがやや買い方に不利に働いていたことが影響として残して残っていたのでしょうか、木曜日に大きな陰線が出現して買い方が一気に投げる形になりました。金曜日も下押しが続き、7月8日の安値を割り込み、水準的には5月下旬以来のレベルとまで振るい落とされています。
今週は、売り先行スタンスで臨みたいところです。売り先行というよりも、買いを選択する余地がチャート的にないという風に表現した方がよいかもしれませんね。やはり、先々週の木曜日の長い上ヒゲがチャート上にアクセントとして鮮明に残っている状況が続きますし、MACDがゼロラインの下側でデッドクロスを形成後に下落を続けている点も、買い方の投げを誘発する材料として注目すべき状況だと考えます。

■ ポンド/円 買い方の敗戦処理が続く・・・ 
先週は、水曜日に高値を付け、金曜日に安値を付ける展開でした。水曜日の陽線の出現で先々週の高値を超えてきたことから、「これは強いのではないか?!」と思ったところから木曜日の大きな陰線の出現に繋がってしまい、金曜日も連続陰線で下押しし、一気に先々週の安値を下回る荒々しい展開となりました。水曜日の高値から金曜日の安値まで一気に5円近くの下落を演じていて、この動きに付いていくことはなかなか難しかったと思います。
今週は、売り先行スタンスで臨みたいところです。先週後半の動きを見ていると、とても買いを選択する余地はなさそうですし、また、長期の移動平均線がレジスタンスとして機能する可能性を強く感じさせるからです。ただし、対円の通貨ペアで言えば、チャートの悪さはドル円・ユーロ円ほどではありません。7月の安値を実体線が下回ったわけでもありませんので、売る対象としての通貨ペアはドル円・ユーロ円が優先されると考えます。

■ オージー/円 買いには無理が・・・ 
先週は、水曜日に高値を付け、金曜日に安値を付ける展開でした。他の対円の通貨ペアの例に埋もれず、先週水曜日の時点では先々週の高値を終値ベースで超えてきていることから、チャート的には強く買いを示唆する形状になっていましたが、その後急落、週末にかけてチャートは激変となっています。ここまでチャートが急に変化してしまうと、水曜日は買いだ、木曜日以降は売りだと、しっかり付いていけているトレーダーはほとんどいないように思います。
今週は、他の対円の通貨ペアと同様に、売り先行スタンスで臨まざるを得ないところだと思います。実体線が中期の移動平均線水準を下回ってしまったことももちろんですが、やはり先週水曜日に買いだと思わせたところからの反転急落は買い方にとってショックが大きく、戻りは着実に頭を押さえられると考えた方がよいような気がします。もちろん、大きく反転すれば上昇トレンドへの回帰の可能性もありますが、素直に考えれば下側のリスクの高まりを意識する展開になるのではないでしょうか。

■ ユーロ/ドル 意外に底堅い・・・ 
先週は、月曜日に高値を付け、水曜日に安値を付ける展開でした。チャートを見てお分かりのように、上ヒゲ・下ヒゲが目立つ形状となっていて、いわば「ゲジゲジチャート」のような感じになっています。先週火曜日は陰線で安く引けましたが、翌日の水曜日には陽線で跳ね返していますので、概ね横ばいの動きが続いたと考えてよいでしょう。ただ、動きがない中にあって先週末に高く引けた点は、買い方に希望を与えるものとなっていますね。
今週は、少し様子を見てみたい感じがします。MACDがゼロラインに向けて戻してきていますので、売り方の買い戻しを促す役割を果たしているのは明確ですが、実体線が上値追いの動きを強めれば強めるほど、上値の重い展開に発展するのではないでしょうか。7月5日・6日の連続陰線が重石になっている点は否定し難く、上値追いの動きを見せるのであれば見送りスタンスでよいのではないかと思います。

今週のチャートリーディング ~相場の強さ~

 

※例:「 ドル < 円 」ドル安、円高。 「<」が多いほどトレンドが強い。
情報提供元:(株)チャートリーディング
本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。また、本レポートに記載された意見や予測等は、今後予告なしに変更されることがございます。なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、株式会社チャートリーディングならびに株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。