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FX「悪材料続くも8円維持、貿易黒字が救い」南アランド見通し

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総括

FX「悪材料続くも8円維持、貿易黒字が救い」南アランド見通し

「通貨6位、株価6位」
「予想レンジ 南アランド7.8-8.3」

(ポイント)
*政策金利は0.75%の引き上げとなった
*6月消費者物価は前年比7.4%上昇と、2009年5月以来13年ぶりの高水準
*じり安も8円台は維持
*悪材料多いが貿易黒字でランドを支える
*悪材料と景気指標悪化、電力不足問題、大統領脱税疑惑
*一時2位だった通貨番付は6位へ落ちる
*成長率見通しは今年が2.2%となり、6月から0.2%上振れ
*第2の電力会社設立を検討中
*ガソリン価格は26.74ランドへ急騰
*ゼネストが8月に計画されている
*ロシア産原油の輸入を計画している
*上海経済再開もランドを支えた
*失業率は35%と高い ジンバブエの難民が職業を奪う
*アフリカ開銀はアフリカ大陸でのスタグフレーションを示唆

(じり安も8円台は維持)
 じり安推移しているが8円台は維持。指標悪化、停電、大統領の脱税疑惑を引きずっている。

(0.75%の大幅利上げ、政策金利)
南ア中銀は7月21日の金融政策決定会合で、政策金利を0.75%引き上げ、5.5%とした。予想の0.5%を上回った。9月会合でも0.75%の追加利上げが予想されるが、物価が上振れし続ければ、次回会合で1%の利上げに踏み切る可能性はある。クガニャゴ中銀総裁は、インフレ見通しに対するリスクは 「上振れと評価される」との見方を示した。さらに「インフレリスクに関する現在の見解と一致する水準まで金利を引き上げる一方で、短期的には引き続き信用需要を支えるものとなっている。政策の目的は、インフレ期待を目標範囲の中間点付近でさらにしっかりと安定させ、2024年にインフレ目標を達成する確信を高めることだ」と述べた。

(インフレターゲットを大きく上回る消費者物価)
 6月の消費者物価上昇率は前年比7.4%と、2009年5月以来13年ぶりの高水準となった。インフレターゲットの3-6%を上回った。
原油を輸入に頼る南アの物価上昇は速い。ウクライナ戦争で世界的に上昇している燃料・食品価格が引き続き主な物価上昇要因となった。燃料価格の上昇率は前年比45.3%と、2009年の統計開始以降で最高。
食品・非アルコール飲料の価格上昇率は前年比8.6%で、2017年3月以降で最高だった。

(貿易黒字維持でランドを支える)
 ただ悪材料が多く出ている中でも貿易黒字を維持しているのが南アランドの下落スピードを弱めている。

テクニカル分析(ランド/円)

依然、8円台は維持

日足、8円台をかろうじて維持。ボリバン2σ下限から小反発。7月14日-22日の下降ラインが上値抵抗。7月12日-22日の上昇ラインがサポート。5日線、20日線下向き。
週足、ボリバン中位を下抜くが8円を割り切れず。7月11日週-18日週の上昇ラインがサポート。6月27日週-7月18日週の下降ラインが上値抵抗。5週線下向く、上向きの20週線を下抜く。
月足、6月の長い上ヒゲで7月はここまで陰線。1月-3月の上昇ラインがサポート。
年足、21年はかろうじて陽線。22年も陽線スタート。18年-21年の下降ラインを上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。

 

喜望峰

イランとアルゼンチンがBRICSへの加盟を申請か

 イランのハティーブザーデ外務報道官は、イランがBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アの5カ国で構成する新興国のグループ)への加盟を申請したことを公表した。第14回BRICS首脳会議がオンライン形式で行われた時に発言した。
 この会合は「グローバル開発に関するハイレベル対話」と題され、イランに加え、アルジェリア、アルゼンチン、エジプト、インドネシア、カザフスタン、セネガル、ウズベキスタン、カンボジア、エチオピア、フィジー、マレーシア、タイの計13カ国がBRICS加盟国とともに参加していた。イランでは、ロシアのザハロワ外務報道官が「イランのほかに、アルゼンチンもBRICSへの加盟申請を行った」と述べたと報じられている。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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