シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング2週連続減少
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート増加】
3月15日時点で円のポジションは、ドルに対して6.2万枚の売り越し(ネットショート)。
ロング・ショートともに増加したものの、ショートの積み増し度合いが大きかったことから、ネットショートは前週から0.6万枚増加。
期間中のドル/円相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)が約3年ぶりに利上げに踏み切るとの見方から、4年10カ月ぶりの高値となる118.45円前後まで上昇。
日米金融政策のスタンス格差から投機筋は円売りポジションを増やしているようだ。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロング2週連続減少】
3月15日時点でユーロのポジションは、ドルに対して1.9万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングが大きく取り崩されたことから、ネットロングは前週から4.0万枚減少。
期間中のユーロ/ドル相場は、ロシア・ウクライナの停戦を巡る期待感から1.1121ドル前後まで上昇するも、その後は1.0901ドル台へと押し戻された。
引き続きウクライナ情勢で不安定な値動きの中、投機筋はユーロ強気のポジションの解消を進めたようだ。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットショート増加】
3月15日時点でポンドのポジションは、ドルに対して2.9万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングの取り崩し度合いが大きかったことから、ネットショートは前週から1.7万枚増加。
期間中のポンド/ドル相場は、1年4カ月ぶりの安値水準である1.2999ドル前後へと下落。
節目の1.3000ドルを一時割り込んだことから、ロング勢の投げ売りが出たと考えられる。
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IMMポジション
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