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FX/為替「ドル円、不安定な値動き」 外為トゥデイ 2022年2月28日号

外為トゥデイ

目次

▼25日(金)の為替相場
(1):独GDP改定値は速報値から上方修正
(2):米1月PCEは予想を上回る伸び
(3):地政学的リスクへの過度な懸念が和らぐ

▼25日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:リスク回避のドル買いと円買いに挟まれる

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

25日(金)の為替相場

25日(金)の株・債券・商品市場期間:25日(金)午前7時10分~26日(土)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):独GDP改定値は速報値から上方修正

独10-12月期国内総生産(GDP)・改定値は前期比-0.3%と、速報値の-0.7%から上方修正された。その後に発表された仏2月消費者物価指数(CPI)・速報値は前年比+3.6%と予想(+3.3%)を上回り、前月の+2.9%から伸びが加速した。

(2):米1月PCEは予想を上回る伸び

米1月個人消費支出(PCE)は前月比+2.1%と予想(+1.6%)を上回った。同PCE物価指数(デフレーター)は前年比+6.1%(予想+6.0%)、コア・PCEデフレーターは前年比+5.2%(予想+5.2%)であった。同時刻に発表された米1月耐久財受注は前月比+1.6%(予想+1.0%)で、輸送用機器を除いた耐久財受注は前月比+0.7%(予想+0.4%)だった。

(3):地政学的リスクへの過度な懸念が和らぐ

ウクライナ侵攻に対するロシアへの欧米の制裁措置が「想定の範囲内」にとどまったとの見方から世界的に株価が反発。ロシアのプーチン大統領はウクライナの中立性について、同国との交渉を承認する用意があると伝わった事も市場心理の改善に繋がった。欧州株が引けにかけて一段高となり、米国株も上げ幅を拡大する中、円売りが強まった。

25日(金)の株・債券・商品市場

25日(金)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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外為注文情報(ドル/円)

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

本日の見通し

ドル/円の見通し:リスク回避のドル買いと円買いに挟まれる

本日のドル/円は、115.10円台に下落したのち115.70円台に切り返すなど早朝から不安定な値動きが続いている。週末に国際社会がロシアの大手銀行などを国際銀行間通信協会(SWIFT)から排除する経済制裁を決定した影響と見られる。ロシアの銀行を国際決済網のSWIFTから排除することは、ロシアが事実上国際金融システムから遮断されることを意味する。ロシアとの貿易や金融取引が多い欧州を中心に世界経済にも悪影響が及ぶとの懸念が広がるのは避けられないだろう。

こうした中、市場はリスク回避に傾いており、為替市場ではロシアルーブルやユーロが下落している一方で安全通貨とされるドルと円に上昇圧力がかかっている。本日のドル/円は、ロシア・ウクライナ情勢を睨みつつ、ドル買いと円買いの綱引きで値動きが不安定化しやすい流れが続きそうだ。

注目の経済指標

注目の経済指標

注目のイベント

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