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【ダイジェスト】FX/為替「資源国通貨トレード大作戦!次に上がるのは南アランド?豪ドル?」大橋ひろこ氏

動画配信期間:2022/2/25~

マーケット関連の番組を中心にキャスターとしても活躍中の大橋ひろこさんが登壇!原油や金といった商品先物の動向にも詳しい大橋さんから見た、コモディティ通貨の先行きとは?「長期」または、「短期」でトレードするのであれば、どのコモディティ通貨が有望なのかについてお話いただきました。


(0:50頃から)
スーパーサイクルが始まっていると言われているCRBインデックスのチャートです。20年4月を起点とする新しいサイクルが始まっているのが見てとれます。商品価格が上がるということは、商品の通貨が上がるということですが、実際はそうはなっていません。豪ドル、加ドル、南アランド、ロシアルーブルの主要な輸出品目について触れてゆきます。

(5:58頃から)
CRBインデックスと資源国通貨を見ると、CRBは上がる一方でコモディティ通貨は上がっていません。そこで、基軸通貨であるドルとCRBの動きを見ると、通常は逆相関になるはずですが、現在は相関関係となっています。その異常事態の理由として
1.米金融政策(金融引き締め)の影響で弱含んでいる(テーパリング議論開始あたりから豪ドルやカナダドルなどが弱含んでいる)
2.米株の上昇が続いた結果、世界中の資金が米株(ドル)に流入した
3.「中国」の不調の影響を受けやすい
などが考えられます。

(15:38頃から)
コモディティ通貨復活の条件として、以下が挙げられます。
1.ドル高が是正される
2.中国経済の盛り返し
3.米国が利上げをしても米経済が好調であること

(20:42頃から)
3/1の豪中銀(RBA)理事会について、利上げスタンスになるかは景気次第。ウクライナ情勢を確認ないと中央銀行も動けないのではと見ます。

(22:58頃から)
主要国のGDPを見ますと、アメリカは好調ですが、南ア、豪、NZはいずれも直近の伸びが減少に転じています。インフレ指標を見ますと、NZはインフレ抑制のため利上げに踏み切らざるを得なかったことが見て取れます。豪もインフレですが、米国と比べるとさほどでもないため、利上げを急がなくてもよいことが読み取れます。

(26:00頃から)
原油の主な輸出国はサウジアラビアやロシアであるが、決済通貨はドルのため、原油とドルとの逆相関に注目です。当面は需給不足から原油高が見込まれるが、(現在制裁されている)イランと核合意となる場合はイラン産原油が大量に法主されて需給が崩れる恐れがあるので要注意です。そのほか、LNG(液化天然ガス)や鉄鉱石、石炭、金(ゴールド)、プラチナ、パラジウムについても解説してゆきます。

(42:58頃から)
貿易収支から見た場合、コモディティが必ずしも黒字に役立っていません。直近でカナダは貿易赤字、豪や南アも黒字縮小となっています。コモディティ価格の上昇に伴い国が儲かるかが、資源国通貨が上昇するためには重要です。

(47:34頃から)
コモディティ通貨のファンダメンタルズまとめです。
1.米国の利上げでドル高基調が続く可能性
2.ロシアの経済制裁などで供給リスクによるさらなる資源高リスク
3.足元の資源高は資源国通貨を潤していない
4.米株が下落基調となればコモディティ通貨も下落基調へ
5.中国経済が反発すれば資源国金融政策への感応度も高まる可能性
6.買い場が来たらドルストレートより「クロス円」で

f:id:gaitamesk:20201119133358j:plain 大橋 ひろこ氏
フリーアナウンサー/ナレーター/個人投資家。福島県出身。アナウンサーとして経済番組を担当したことをきっかけに自身も投資を始め、現在では個別株、インデックス投資、投資信託、FX、商品先物と幅広く投資している。個人投資家目線のインタビューに定評があり、経済講演会ではモデレーターとして活躍する。自身のトレードの記録はブログで赤裸々に公表しておりSNSでの情報発信も人気。一時期は海外映画やドラマの吹き替えなど声優としても活動していたが、現在は経済番組に専念。現在ラジオNIKKEIなどで経済番組レギュラーを多数抱え、キャスターとしても多忙な日々を送っている。

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