以下の取材記事は個人の経験や考えに基づくものです。その内容について当社が保証するものではありません。実際のお取引については充分内容をご理解の上ご自身の判断にてお取り組みください。
今回は個人投資家のKEN氏にインタビュー。今回は3回シリーズの前編として、相場の世界に足を踏み入れるきっかけや、なぜ「個人投資家」の道を選んだのか、どのようにして株式相場で成功したかについて、お話を伺いました。
▼目次
1.相場の世界に入ったきっかけ
2.試行錯誤の大学生時代
3.株式相場での成功要因
相場の世界に入ったきっかけ
編集部:- 本日はよろしくお願いいたします。
KEN:- よろしくお願いいたします。
編集部:- ではさっそくですが、KENさんが投資を始めたきっかけを教えてください。
KEN:- 大きく分けて2つあります。まず1つ目は、アベノミクス相場です。私が学生だったころ、アベノミクス相場で日本株が上昇していました。それにもかかわらず、新橋駅前の街頭インタビューなんかで「給料が上がっている」と答えたサラリーマンがほとんどいなかったんですよね。
編集部:- サラリーマンになっても、株式投資をしていないと好景気の恩恵を受けられないことに気づいたんですね。
KEN:- 「アベノミクスでの好景気でもサラリーマンの給料って、上がらないのかー」と思い、学生だったので、社会の事を分かっていないながら、投資を始めたほうがいいのかなと思いました。
編集部:- なるほど。やはり、お金についての意識は高かったんですね。
KEN:- 高校生とか10代の頃って、漠然と「お金持ちになりたいなぁ」と思うじゃないですか。なので、社会のことはまだよくわからないけど、「格差社会」はあるんだなと実感したことで、金融をやってないと「ずば抜けたお金持ちになる」可能性はないんだろうなと思いました。これが、まず1つ目です。
編集部:- はい。
KEN:- 投資に目覚めた2つ目は、相続の手続きをした時ですね。祖母が亡くなり相続の手伝いをしたのですが、そのとき生前、定期預金をしていたことが分かりました。
編集部:- コツコツ貯金していらっしゃったんですね。
KEN:- はい。祖母は8人兄弟の長女で、戦後は身を粉にして働いてきた人でした。そんな、頑張って貯めたお金で、もし祖母が投資を始めていたら少しは人生が変わっていたんじゃないかと思ったのが2つ目のきっかけですね。
編集部:- 「投資を始めていたら」という可能性に目が行く点がすごいです。
KEN:- ただ、特にご年配の方にとって「投資」や「株」って、やっぱり怖いイメージがあるのかなとも思いました。なので、僕に少しでも金融リテラシーがあれば、お年寄りの方を救えると思って、最初はFP(ファイナンシャル・プランナー)を目指しました。
編集部:- はじめはご年配の方向けに伝えたい、という思いだったとは意外です。
KEN:- はい。私は経済学部だったんですが、1年生の時にFPの資格を取りました。
編集部:- 行動力がすごいですね。そして実際にご自身で投資を始められたということなんですが、最初がFXからだったんですね。
KEN:- そうなんです。
編集部:- 数ある投資商品の中でもFXを選んだのはなぜなんでしょうか。
KEN:- 田畑昇人さんの書籍「東大院生が考えた スマートフォンFX」を読んだからですね。
編集部:- おお、田畑さんの影響力って本当に大きいんですね。
実は以前、田畑さんもインタビューさせていただきました。
https://www.gaitame.com/media/entry/2020/07/27/170000
KEN:- 書籍を読んで、「小額で投資の世界に入れるんだ、学生の自分でも出来そう」と思いFXを始めました。
試行錯誤の大学生時代
編集部:- その後は大学生とFX個人投資家の2つの顔を持つ状態だったと思うのですが、当時の投資成績はどうでしたか。
KEN:- 最初は全然ダメでした(笑) 投資資金を溶かしては、アルバイトで得たお金を入金していました。
編集部:- …FXをやめようとは思わなかったのですか。
KEN:- チャンスは必ず来ると思っていたので、諦めなかったです。そこうしているうちに、運良く「トランプ相場」に乗れて、利益を上げることが出来ました。
編集部:- それは良かったです。
KEN:- 大学で投資サークルを立ち上げたこと、所属するゼミの方針でゼミ生は株を買う必要があったこと、また仮想通貨がブームになるほど大きく上昇していたこともあり、仮想通貨の取引で投資資金を得たことから本格的に株式投資を始めました。
編集部:- 振り返ると投資と一緒に過ごした学生生活だったのですね。
KEN:- そうですね。
編集部:- さて、大学卒業後は企業に就職せずに独立されたとのことですが、就職することは考えていなかったのですか?
KEN:- 最初は資産運用会社に就職しようかなと考えていましたが、僕の中で「投資を広めたい」っていう思いが強かったんです。
編集部:- 投資教育を行って人の役に立ちたい、というはじめの気持ちが変わっていなかったんですね。
KEN:- はい。資産運用会社に勤務していたら情報発信ができなくなると思っていました。なので投資を続けながら情報を発信できる立場になろうと思い、独立しました。
編集部:- 周りの同級生が就職していくなかでの、不安は無かったんですか?
KEN:- それは、ありました。ただ独立するなら、自分には投資の道しかないと思っていたので迷いは無かったです。
編集部:- 不安な気持ちがある中、大丈夫だろうと思えたきっかけはありましたか?
KEN:- コロナショックで減った資産がV字回復した時です。実はコロナショック直後で、資産が半分になりまして、その時は焦りましたが、年率でプラスになったときに「何とかなるかもしれない」と思うようになりました。(笑)
編集部:- 株価が戻って本当に良かったです。
株式相場での成功要因
編集部:- 現在メインとされている株取引についてお伺いします。株式投資で成功できた要因はありますか。
KEN:- 実は、はじめにFX投資をやっていたのが大きいんです。というのもFXは基本的には勝っている人がいれば負ける人もいる中で、勝っている状態で株を始めたのが、プラスに働きました。
編集部:- このあたり、詳しくお聞きしたいです。
KEN:- 株って「発行済株式数」という概念があるのですが、FXはないですよね。FXは相場が動く様々な要因がありますが、株は決められた株式数の中で、誰がどのくらい持っているかというのを計算しながら取引できるのでFXよりは難易度が低いと感じました。あと、FXは損切りが必要な場面があるので、その時の経験を活かすことが出来ました。
編集部:- 株式投資は中・長期のファンダメンタルズ分析をメインで行っていると思いますが、FXも同様ですか?
KEN:- 僕はFXに関してはテクニカル分析8割で、ファンダメンタルズ分析が2割なんです。ちなみにファンダメンタルズ分析は、FXを始めてから勉強しました。学んだマクロ経済は、株取引にも活かすことが出来ています。実は株取引をされる方は、マクロ経済について苦手な方が多いという印象なので、その点、自分に優位性があると思っています。
編集部:- なるほど。中編ではFXのことをメインにお話をお伺いしたいと思います。
(中編に続く)
PickUp編集部より
これまで漠然とお金持ちになりたいとの思いでしたが、様々な経験や学びを経て個人投資家になる様子をお話しいただきました。中編では、FX投資の魅力について語っていただきます。
投資の真髄がここにある!伝説のディーラー列伝 インタビュー記事まとめ
KEN氏
2016年 國學院大學 経済学部 入学 為替取引開始
2017年 土田ゼミ 証券分析 ファイナンシャルエンジニアリング専攻 投資研究会KISHU設立 株式投資開始
2018年 第9回 名証株式投資コンテスト 個人の部優勝 2019年 第三回大学対抗IRプレゼンコンテスト優勝
投資スタイルは、中長期のファンダメンタルズ投資がメイン
2016年 國學院大學 経済学部 入学 為替取引開始
2017年 土田ゼミ 証券分析 ファイナンシャルエンジニアリング専攻 投資研究会KISHU設立 株式投資開始
2018年 第9回 名証株式投資コンテスト 個人の部優勝 2019年 第三回大学対抗IRプレゼンコンテスト優勝
投資スタイルは、中長期のファンダメンタルズ投資がメイン
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