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「原油価格の調整で産油国通貨が下落」FX変動率・スワップポイント累計・取引高ランキング 2021年7月1日~7月31日

FX変動率・スワップポイント累計・取引高ランキングタイトル


外為どっとコムのFX取引口座『外貨ネクストネオ』の一カ月の取引データ「変動率」「スワップポイント累計」「取引高」をランキング表示した。

集計期間:
2021年7月1日~7月31日の営業日

▼変動率ランキング
原油価格の調整で産油国通貨が下落


▼スワップポイント累計ランキング
ユーロ/トルコ(売)が連続堅持


▼取引高ランキング
豪ドル/円が第2位に


▼まとめ

変動率ランキング:原油価格の調整で産油国通貨が下落

計測期間である7月中、最も変動率が高かったのはノルウェークローネ/円だった。為替レートで見ると、12円台幅の中で推移した。ノルウェークローネ/円はレート数値が小さいため、変動率としては高く計算される傾向がある。ノルウェーは北海油田を有しており、石油輸出国として知られる。そのため原油価格の変動とノルウェー経済の結びつきが強く、7月はOPECプラスが減産縮小で合意したと報道されると原油価格が下落しクローネ/円も下落した。第2位となったロシアルーブル/円も、クローネ/円と似た動きとなり、7月20日に2021年3月以来の安値となる79.857円を付けた。第4位のカナダドル/円も似たような値動きを辿った。

第3位の南アランド/円は、先月に引き続き下落が続いた。FRBの利上げ前倒し観測、また7月初旬に南アフリカ国内での新型コロナウイルス感染が広まり1日当たりの感染者が2万6000人超となったことなどが影響した(感染はその後終息)。また、ズマ前大統領収監に抗議するための暴動により経済への影響を懸念しての下落という側面もあった。

ドル/円は変動率2.38%の26位になった。月初に111.658円の高値を付けると、その後は上値の重い展開が続き、19日には109.63円へ。以降は方向感なく推移している。

集計期間中、3%を超える変動があったのは集計対象30通貨ペアのうち19通貨ペアだった(前回:20通貨ペア)。その内5%以上の変動幅を記録したのは5通貨ペアだった(前回:7通貨ペア)。

順位 通貨ペア 変動率 高値 安値
1 NOK/JPY 8.17% 12.986 12.005
2 RUB/JPY 6.78% 1.527 1.43
3 ZAR/JPY 6.44% 7.818 7.345
4 CAD/JPY 5.58% 90.183 85.418
5 AUD/JPY 5.45% 84.189 79.837
6 NZD/JPY 4.65% 78.764 75.266
7 AUD/USD 4.24% 0.75985 0.72893
8 SEK/JPY 4.14% 13.021 12.503
9 USD/CAD 4.10% 1.28068 1.23022
10 TRY/JPY 3.96% 13.05 12.553
11 USD/TRY 3.95% 8.7279 8.3966
12 GBP/AUD 3.92% 1.89716 1.82555
13 MXN/JPY 3.80% 5.622 5.416
14 GBP/JPY 3.78% 154.068 148.451
15 SGD/JPY 3.74% 82.844 79.857
16 EUR/TRY 3.71% 10.3476 9.9779
17 EUR/AUD 3.59% 1.61761 1.56157
18 NZD/USD 3.26% 0.71045 0.68804
19 GBP/USD 3.03% 1.39829 1.35715
20 AUD/CAD 2.98% 0.94177 0.91448
20 EUR/JPY 2.98% 132.431 128.6
22 CNH/JPY 2.75% 17.244 16.782
23 USD/CHF 2.60% 0.92739 0.90386
24 HKD/JPY 2.45% 14.369 14.026
25 EUR/NZD 2.42% 1.70976 1.66932
26 USD/JPY 2.38% 111.658 109.063
27 CHF/JPY 2.14% 121.188 118.65
28 AUD/NZD 2.10% 1.0739 1.0518
29 EUR/GBP 2.01% 0.86693 0.84987
30 EUR/USD 1.33% 1.19085 1.17518

 

スワップポイント累計ランキング:ユーロ/トルコ(売)が首位堅持

前月と比べ、ユーロ/トルコ(売)の首位は変わらず、全体的に見ても大きな変動は無かった。メキシコペソ/円が第6位になり、人民元/円が第5位に浮上している。

※MXN/JPY、ZAR/JPY、HKD/JPY、CNH/JPY、NOK/JPY、SEK/JPYは10万通貨あたり。RUB/JPYは100万通貨あたり。左記以外は1万通貨あたりのスワップポイントにて算出。
※前週終値に取引数量を掛け合わせた取引残高に対してのスワップ合計

順位 通貨ペア 売買区分 スワップ合計 円 取引保証金
1 EUR/TRY 14897 53,000
2 USD/TRY 10799 45,000
3 RUB/JPY 4350 90,000
4 ZAR/JPY 2050 40,000
5 CNH/JPY 1970 70,000
6 MXN/JPY 1740 30,000
7 TRY/JPY 1166 6,000
8 EUR/USD 564 53,000
9 EUR/NZD 560 53,000
10 EUR/GBP 452 53,000
11 EUR/AUD 326 53,000
12 CHF/JPY 290 49,000
12 EUR/JPY 290 53,000
14 USD/CHF 265 45,000
15 USD/JPY 178 45,000
16 NZD/USD 149 31,000
17 AUD/USD 145 33,000
18 GBP/JPY 131 62,000
19 CAD/JPY 61 36,000
20 NZD/JPY 39 31,000
21 GBP/AUD 34 62,000
22 NOK/JPY 30 60,000
23 AUD/JPY 4 33,000
24 GBP/USD 0 62,000
24 HKD/JPY 0 60,000
24 SGD/JPY 0 33,000
27 AUD/CAD -40 33,000
28 SEK/JPY -100 60,000
29 USD/CAD -208 45,000
30 AUD/NZD -209 33,000

 

取引高ランキング:豪ドル/円が第2位に

期間中の取引高ランキングを見ると、ドル/円の首位は揺るがなかった。前回第4位の豪ドル/円が、一気に第2位に浮上したのが印象的だった。昨年から長期にわたり堅調であった豪ドル/円だが、6月末からは下落に転じ、7月はさらに下落が加速した感がある。世界的なリスク回避、中国経済の減速懸念、豪州での新型コロナ感染拡大などが影響したと見られる。翻って、前回第2位だったメキシコペソ/円は第4位に後退した。

順位 通貨ペア 前回順位
1 USD/JPY 1
2 AUD/JPY 4
3 GBP/JPY 3
4 MXN/JPY 2
5 ZAR/JPY 6
6 EUR/USD 5
7 EUR/JPY 7
8 GBP/USD 8
9 AUD/USD 9
10 NZD/JPY 11
11 TRY/JPY 10
12 CAD/JPY 13
13 NZD/USD 12
14 EUR/AUD 15
15 GBP/AUD 14
16 USD/CAD 18
17 EUR/GBP 16
18 USD/CHF 17
19 CNH/JPY 21
20 CHF/JPY 19
21 EUR/NZD 22
22 RUB/JPY 24
23 AUD/NZD 20
24 AUD/CAD 25
25 EUR/TRY 26
26 NOK/JPY 27
27 USD/TRY 23
28 HKD/JPY 29
29 SEK/JPY 28
30 SGD/JPY 30

 

まとめ

集計期間の7月は、原油価格の調整により産油国の通貨が売られることとなった。

また米テーパリングについては、早期開始論が後退し、全般的にドルが売られたという面もあった。

8月の注目点について、後半にある米ジャクソンホールでのパウエルFRB議長の発言、また10年債利回りに代表される米長期金利の動向が、ドル/円相場のカギとなりそうだ。

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