目次
▼2日(月)の為替相場
(1):中国PMIは予想を下回る 豪ドル売りへ
(2):米ISM製造業 2カ月連続で低下
(3):米10年債利回り 約2週間ぶり低水準
2日(月)の為替相場
期間:2日(月)午前7時00分~3日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):中国PMIは予想を下回る 豪ドル売りへ
中国7月財新製造業PMIが50.3と市場予想(51.0)を下回ると、中国人民元安に連れて豪ドル売りが優勢となった。ただ、一巡後は上海株の持ち直しなどを支えに豪ドルも下げ渋った。
(2):米ISM製造業 2カ月連続で低下
米7月ISM製造業景況指数は59.5と市場予想(61.0)に反して前月(60.6)から低下。均衡点である50.0を上回っているものの2カ月連続で低下した事から米景気は回復のピークを越えたとの見方が広がり、米長期金利が低下するとドル売りが強まった。なお、米7月ISM製造業景況指数の構成指数では新規受注が64.9に小幅に低下(前回66.0)した一方、雇用は52.9へ上昇(前回49.9)した。クロス円もドル/円の下落に連れて軟化した。
(3):米10年債利回り 約2週間ぶり低水準
米7月ISM製造業景況指数の低下や新型コロナウイルスのデルタ変異株の感染拡大が重しとなり米国株が下げに転じるとドル/円やクロス円は続落した。なお、米10年債利回りが一時1.1475%前後まで低下(7月20日以来の低水準)するなど、リスク回避の米債買いも進んだ。
2日(月)の株・債券・商品市場
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本日の見通し
ドル/円の見通し:カギとなるのは米長期金利
昨日のドル/円は終値ベースで約0.3%下落。米7月ISM製造業景況指数が予想を下回ると、米長期金利の低下とともに109.19円前後までドル安が進んだ。ただ、終値(109.32円前後)では辛うじて日足一目均衡表の雲下限(109.29円前後)を上回るなど、下値では押し目買いも入った。
本日も同水準の一目雲下限で踏みとどまれるかが焦点となりそうだ。カギとなるのはやはり米長期金利であろう。米10年債利回りは昨日のNY市場で1.14%台に低下する場面もあった。7月20日に記録した直近最低水準の1.126%前後に接近しており、本日の動向が注目される。
注目の経済指標
注目のイベント
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