シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング、僅かに減少
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート大幅増加】
6月29日時点で円のポジションはドルに対して7.0万枚の売り越し(ネットショート)。
減少したロングに対し、ショートが積み増されたことで、ネットショートは前週から1.6万枚増加し、2年超ぶりの水準まで膨らんだ。
期間中のドル/円は米長期金利の上昇などを材料に、約1年3カ月ぶりとなる111円台を回復。
投機筋もそれなりの自信をもって円売り(ドル買い)ポジションを形成したと考えられる。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロング、僅かに減少】
6月29日時点でユーロのポジションはドルに対して8.7万枚の買い越し(ネットロング)。
ポジションの変動は僅かだが、ロングに比べ、ショートの積み増し具合がやや大きかったため、ネットロングは前週から0.2万枚減少。
期間中のユーロ/ドル相場は1.18ドル台後半~1.19ドル台後半で往って来いの展開。
方向感を欠く相場展開に加え、四半期末の接近もあって、投機筋のポジションに目立った変動は見られなかった。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットロング変動なし】
6月29日時点でポンドのポジションはドルに対して1.8万枚の買い越し(ネットロング)。
ロング・ショートいずれも横ばいだったことで、ネットロングは前週から変動がなかった。
期間中のポンド/ドル相場は金融政策決定会合にてBOEが予想外にハト派姿勢を示したことで、 ポンド売りが優勢となる場面が見られた。
ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の安値を割り込まなかった事などから、投機筋の多くは取引を手控えたようだ。
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IMMポジション
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