目次
▼30日(水)の為替相場
(1):英1-3月期GDP 小幅に下方修正
(2):ユーロ圏CPI 前月から伸び鈍化
(3):米ADP雇用統計 予想を上回る
(4):ロンフィクに向けたドル買い強まる
30日(水)の為替相場
期間:30日(水)午前6時10分~1日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):英1-3月期GDP 小幅に下方修正
英1-3月期国内総生産(GDP)・改定値は前期比-1.6%と小幅に下方修正された(速報値-1.5%)。
(2):ユーロ圏CPI 前月から伸び鈍化
ユーロ圏6月消費者物価指数(HICP)・速報値は前年比+1.9%と予想通りに前月(+2.0%)から伸びが鈍化した。
(3):米ADP雇用統計 予想を上回る
米6月ADP全国雇用者数は69.2万人増と予想(60.0万人増)を上回った。前月に続きレジャー・ホスピタリティ業が増加をけん引した。ただ、97.8万人増だった前月の雇用者数は88.6万人増に下方修正された。
(4):ロンフィクに向けたドル買い強まる
月末・四半期末のロンドン・フィキシング(24時)に向けたドル買いが、対円、対ユーロ、対ポンドなどで強まった。このため、ドル/円や豪ドル/円は上昇に弾みがついたが、ユーロ/円とポンド/円は伸びがやや鈍かった。なお、23時に発表された米5月中古住宅販売保留(仮契約)指数は前月比+8.0%と予想(-1.0%)に反して大幅増となった。
30日(水)の株・債券・商品市場
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本日の見通し
ドル/円の見通し:コロナ後高値が視野に
昨日のドル/円は111円台を回復。ロンドン・フィキシング(日本時間24時)の前後で断続的にドル買いが入ると111.12円前後まで上伸した。米長期金利は低下しており、ドル高の背景は判然としない。月末・四半期末に絡む特殊フローが主導したものと見られる。上昇の背景はともかく、ドル/円は年初来高値を更新した事で上値余地が拡大したと見るのが妥当だろう。
次の上値ターゲットは昨年3月に付けたコロナ・ショック後の戻り高値である111.72円前後となる。本日の注目材料は米6月ISM製造業景況指数(23時)。市場予想は60.9となっており、前月の61.2から小幅に低下すると見込まれている。明日の米6月雇用統計の結果と合わせて7月上旬のドルの方向性を左右する可能性があるため注目したい。
注目の経済指標
注目のイベント
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