目次
▼29日(火)の為替相場
(1):日銀、国債買い入れ減額
(2):独CPIは冴えない結果でユーロ反応薄
(3):米消費者信頼感、1年超ぶり高水準
29日(火)の為替相場
期間:29日(火)午前6時10分~30日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):日銀、国債買い入れ減額
日銀は7-9月期の国債買い入れ方針を発表。中期・長期・超長期の3ゾーンで1回あたりの買い入れ予定額(資金供給予定額)をそれぞれ減額した。円相場に大きな反応は見られなかったが、対豪ドルなどでドル買いが優勢となった影響からクロス円は弱含んだ一方、ドル/円は強含んだ。
(2):独CPIは冴えない結果でユーロ反応薄
独6月消費者物価指数・速報値は、前月比+0.4%(予想+0.4%)、前年比+2.3%(予想+2.4%)となった。ただ、ユーロの反応は乏しかった。
(3):米消費者信頼感、1年超ぶり高水準
米6月消費者信頼感指数は127.3と市場予想(119.0)を上回り2020年2月以来の高水準を記録。しかし、米長期金利が上げ幅を失い、ドルに下落圧力がかかる流れを止める事はできなかった。リッチモンド連銀のバーキン総裁が「米労働市場進展への道のりは長い」と述べて、テーパリング(量的緩和の段階的な縮小)の前にさらなる雇用の伸びが必要になるとの認識を示した事も米長期金利とドルの重しになった模様。
29日(火)の株・債券・商品市場
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本日の見通し
ドル/円の見通し:月末・四半期末で動意薄
昨日のドル/円は、月末・四半期末を控えて動意が限られる中、終値ベースで0.1%未満の小幅安。欧州市場でドル買いが優勢になると110.76円前後まで強含んだが、NY市場では米長期金利の低下に伴い110.43円前後へと小反落した。4日連続の小陰線引けで、この間じりじりと上値を切り下げる動きとなっている事から続落への警戒感は拭えそうにない。
ただ、月末・四半期末の本日も動意薄の展開が続くと見られ、ドル/円は110.50円を挟んだもみ合いが続きそうだ。もっとも、月末のロンドン・フィキシング(24時)の前後などで起こりがちな、実需フローによる急変動には引き続き注意が必要だろう。
なお、本日のNY市場では米6月ADP全国雇用者数が発表されるが、米6月雇用統計(非農業部門雇用者数)との連動性がそれほど高くない事もあって、ドル/円の反応は一時的なものに留まりそうだ。
注目の経済指標
注目のイベント
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