目次
▼23日(水)の為替相場
(1):RBA総裁補「完全雇用達成が最優先」
(2):欧州各国で6月PMI・速報値発表
(3):英6月PMI 製造業は予想を上回る
(4):ドル/円 年初来高値更新も乱高下
(5):FRB理事 インフレへの警戒感示す
23日(水)の為替相場
期間:23日(水)午前6時10分~24日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):RBA総裁補「完全雇用達成が最優先」
豪中銀(RBA)のエリス総裁補は「国民福祉にとって雇用と所得がいかに重要かを踏まえれば、完全雇用はそれ自体を目標にするだけの価値がある」と強調。その上で「RBAは雇用と物価上昇の目標達成に向け、非常に緩和的な金融政策の維持にコミットしている」と表明した。
(2):欧州各国で6月PMI・速報値発表
独6月製造業PMI・速報値は64.9(予想63.0、前回64.4)、独6月サービス業PMI・速報値は58.1(予想55.7、前回52.8)。その後に発表されたユーロ圏6月製造業PMI・速報値は63.1(予想62.3、前回63.1)、ユーロ圏6月サービス業PMI・速報値は58.0(予想58.0、前回55.2)であった。
(3):英6月PMI 製造業は予想を上回る
英6月製造業PMI・速報値は64.2(予想64.0、前回65.6)、英6月サービス業PMI・速報値は61.7(予想62.8、前回62.9)であった。
(4):ドル/円 年初来高値更新も乱高下
ドル/円は3月高値(110.96円前後)を上抜けた事でストップロスを誘発したと見られ、111.10円前後まで上伸。しかし、その後一転して110.65円前後へ反落するなど、仕掛け的な売買が交錯する中で乱高下した。
(5):FRB理事 インフレへの警戒感示す
米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事は、「インフレを綿密に監視し、必要に応じて調整する」「インフレ率は上昇しており、さらに上昇する可能性」などと述べて物価上昇への警戒感を滲ませた。その後、アトランタ連銀のボスティック総裁は「2022年の利上げを予想している」「2023年に2回の利上げを見込んでいる」「資産購入ペース縮小の決定は3-4カ月以内に行う可能性」などと発言した。
23日(水)の株・債券・商品市場
外為注文情報
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本日の見通し
ドル/円の見通し:111円台で値固めできるか
昨日のドル/円は年初来高値を更新。クロス円での円安進行や米長期金利の上昇を背景に約1年3カ月ぶりに111円台を回復し、一時111.10円前後まで上値を伸ばした。従来の年初来高値110.96円前後を上抜けた事で、昨年3月に付けたコロナ・ショック後の高値111.72円前後までチャート上の上値余地が拡大。
本日は111円台で値固めできるかが続伸に向けた焦点となりそうだ。なお、足元の円安については、主要先進国の中央銀行が金融政策正常化に重心を移し始める中、日銀だけが蚊帳の外にある事が影響しているとの見方もある。そうした中、本日は黒田日銀総裁の講演にも注目が集まりそうだ。
注目の経済指標
注目のイベント
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