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ドル/円:ドルの押し目買い方針継続。上値抵抗にも注意。109.50割れで終えた場合は 下値リスクが点灯、108.50割れで短期トレンドに変化。

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ドル/円:ドルの押し目買い方針継続。上値抵抗にも注意。109.50割れで終えた場合は 下値リスクが点灯、108.50割れで短期トレンドに変化。

直近の日足は、寄せ線に近い形の陰線が出ている。下げエネルギーの強いものではなく、また下値を切り上げる流れを維持しているが、一方で上値も110.70-80に日足の抵抗が、110.80-90に週足の抵抗があり、先週の上値トライでもこれを上抜けきれずに押し戻されていることや、クロス/円のトレンドが弱いことから、上値抵抗を抜けきれない可能性にも注意する必要がある。また、日足の抵抗が109.70-80にあるがこれを維持出来ずに終えた場合は、日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなる。109.20-30の抵抗も下抜けて終えた場合や、値動きの中で108.50割れを見た場合は短期トレンドの変化に要注意。日足の上値抵抗は110.70-80,111.10-20,111.70-80に、下値抵抗は、110.10-20、109.70-80、109.20-30にある。21日移動平均線は109.63に位置しており、短期トレンドをサポート中。また、120日、200日線も107.59と106.39にあり、中期トレンドも“ドル強気”の流れを変えていない。 一方週足を見ると、実体が小さい陽線引けとなり、下値を着実に切り上げているが、単体では上昇エネルギーの強いものではなく、また110.80-90の週足の抵抗を上抜けきれずに押し戻されている。トレンドの変化が認められず、形状も安定しているので、再度上値トライの動きが強まると見られるが、上値抵抗にぶつかる可能性にも注意する必要がありそうだ。また、109.60-70に週足の下値抵抗があるが、これを割り込んで越週した場合は下値リスクがやや高くなる。さらに108.60-70の抵抗を下抜けて越週するか、値動きの中で108.50割れを見た場合は、短期トレンドが変化して一段のドル下落に繋がり易くなるので注意したい。今週の週足の上値抵抗は、110.80-90,111.60-70,112.10-20に、下値抵抗は、109.60-70、108.60-70、107.50-60にある。31週、62週移動平均線は106.87と106.59に位置しており、中期トレンドをサポートしている。 今週の戦略は、ドル買いは110.10-20で買い狙い。下値余地を109.80近辺まで見ておく必要がある。損切りは109.40で一旦撤退。ドル売りは様子見か110.70-80で軽く売り向かい。損切りは111.10で浅めに撤退。 上値は、110.40-50に軽い抵抗が、110.70-80にやや強い抵抗があるが、110.80-90の抵抗もクリアした場合は111.10-20、111.30-40、111.60-70、111.80-90、112.10-20にある強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。下値は、110.10-20に軽い抵抗が、109.90-00、109.70-80に強い抵抗があるが、109.50以下で終えた場合は下値リスクがやや高くなる。さらに109.20-30の抵抗も下抜けて終えた場合は、下値リスクが点灯、108.50-60の抵抗を割り込んだ場合は、短期トレンドが変化して一段のドル下落に繋がり易くなる。この場合は108.00±10銭、107.50-60,107.00-10、106.60-70にある強い抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。

ドル/円【日足】期間:2020/10/15~2021/06/18(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)

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ドル/円【週足】期間:2018/05/04~2021/06/18(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

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ユーロ/円:短期トレンドに変化。130円割れの越週で一段の下落リスクが点灯。

日足は3手連続陰線引けとなり、上値を急角度で切り下げている。この間に2手前の大陰線が短期トレンドに変化を生じさせている。一方で130.00近辺に週足、月足ベースで見た強い抵抗が控えており、これを守りきれば、反転に繋がる可能性も高いので、130円台の売りは慎重に臨む必要がある。短期トレンドは133円台を回復して終えない限り、変化しない。また、この場合でも134円台に実体を戻さない限り、下値リスクを残すことになる。日足の上値抵抗は131.30-40,132.10-20,132.60-70に、下値抵抗は、130.50-60、130.00±10銭、129.60-70にある。129.50割れで終えるか130円割れで越週した場合は中期トレンドの変化に要注意。21日移動平均線は133.12にあり、これを大きく下抜けて短期トレンドは“ユーロ弱気”の流れに入っているが、120日、200日線は129.73と127.63に位置しており、中期トレンドの変化は認められない。 一方週足を見ると、安値圏で引ける大陰線が出ており、この足が131.10-20にあった週足の下値抵抗を下抜けて越週している。50銭の下抜けが“ダマシ”となる可能性もあるが、短期トレンドが変化して間もないので、反発余地が限られ易く、下値リスクにより警戒する必要がある。130.00-10には週足の横サポートが、129.60~130.10に月足ベースで見た強い下値抵抗があるが、130円割れで越週するか、日足が129.50割れで終えた場合は中期トレンドの変化に要注意。この場合は128.00-10の横サポートを切り崩して一段のユーロ下落に繋がり易くなる。逆に132円台を回復して越週した場合は、下値リスクが若干軽減されるが、132.70超えの越週か、日足が133.00超えで終えない限り、短期トレレンドは変化しない。今週の週足の上値抵抗は131.50-60、132.50-60に、下値抵抗は、130.50-60、130.00-10にある。31週、62週移動平均線は128.87と125.40に位置しており、中期トレンドは“ユーロ強気”の流れを変えていない。 今週の戦略は、買いは今週いっぱい様子見か、130.00-10で軽く押し目買い。損切りは129.30で撤退。ユーロ売りは131.40-50で戻り売り。損切りは131.80で浅めに一旦撤退。これが付いた場合は132.10-20で再度戻り売り。この場合の損切りは浅い場合で132.80、深い場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻す133.10に置く必要がある。 上値は、131.00-10に軽い抵抗が、131.40-50にやや強い抵抗が出来ているが、これをクリアした場合は、131.90-00、132.10-20、132.30-40、132.60-70、132.90-00にある強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。短期トレンドが変化して日が浅いことから、全てをクリアするには力不足とみるが、133.00超えで終えた場合は、短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して下値リスクが軽減される。この場合でも134円台に実体を戻さない限り上値余地も拡がり難い。下値は、130.60-70、130.00±10銭、129.60-70に強い抵抗があるが、129.50以下で終えた場合や130円台を割り込んで越週した場合は、新たな下げエネルギーを得て一段のユーロ下落に繋がり易くなる。この下の抵抗は129.10-20、128.50-60、128.00-10。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2020/12/01~2021/06/18(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

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