ユーロ・円相場:中長期下降トレンド(DPS=134円域)、短期上昇トレンド(DP=120円域に引上げ)の中、バランスの上方へのブレークアウト・ポイント127円域を1月7日突破しての上値目標135円域に対して5月27日133円域(終値ベースで133円92銭)まで上昇後、6月18日消滅。現在のバランスの上方へのブレークアウト・ポイント134円域、上値目標142円域、下値目標算出には値固め要。
2021年、今年も皆様の「資産を殖やす」ことにお役に立てればと只管願っております。
2021年6月18日(金)現在のPFによるユーロ/円の『実戦相場予測』は以下の通りです。
ユーロという通貨が誕生したのは99年1月ですが、それ以前はECU(1ユーロ=1ECUという関係にある)とつなげてユーロ/円相場を見ています。
『相場の森 』:
90年4月のユーロ(ECU)/円=194円を起点とする中長期下降トレンドが16年超も続いていましたが、この中長期下降トレンドのデインジャー・ポイント・ショートである146円域を06年6月に上方に突破したことで中長期下降トレンドが壊れました。
その後、00年10月の89円域を起点とする中長期上昇トレンドは8年間継続しましたが08年10月22日中長期上昇トレンドのDP126円域を下方に突破し壊れ、08年7月21日の169円域(終値169円46銭)を起点とする中長期下降トレンド を形成しました。 10年5月6日(終値113円83銭)安値を更新したため広域の中長期下降チャネルが形成され、デインジャー・ポイント・ショート は139円域に引下げ。
更に11年9月9日(終値105円91銭)直近の安値を更新したため下降トレンドの抵抗線(上の線)の接点が変わり、引き直し、それに伴ってデインジャー・ポイント・ショート(DPS)は139円域から123円域に引下げ。
更に、13年1月31日、中長期下降トレンドのDPS123円域を突破し、中長期上昇トレンドに転換、デインジャー・ポイント(DP)は99円域。さらにデインジャー・ポイントを引きあげて118円域。
更に14年11月14日デインジャーポイントを124円域に引き上げ。そのデインジャーポイントを2,016年2月22日突破して壊れ、新たに
149円域を起点とする中長期下降トレンド形成、DPSは150円域。2016年4月DPSを引き下げて141円域。更に2016年9月、DPSを引き下げて132円域。
2017年9月14日、DP132円域を突破し、中長期上昇トレンドに転換、DPは121円域となります。
2019年5月29日、DP121円域を突破し、中長期上昇トレンドは壊れ、中長期下降トレンドに入りました。DPは134円域となります。
中長期下降トレンドは134円域を上方に突破しない限り存続します。
『相場の木 』:
2018年2月28日DP130円域を突破し、短期上昇トレンドは壊れました。更に2018年5月23日2度続けてバランスを下方に突破し短期下降トレンド形成。DPS=134円域となります。2019年5月29日、DPSは引き下げて128円域となります。
2021年2月16日DPS128円域を突破し、短期下降トレンドは壊れ、短期上昇トレンドに転換しました。DPは118円域となります。2021年5月DPは120円域に引上げ。
バランスの上方へのブレークアウト・ポイント127円域を1月7日突破しての上値目標135円域に対して5月27日133円域(終値ベースで133円92銭)まで上昇後、6月18日三枠転換により消滅しました。
現在のバランスの上方へのブレークアウト・ポイントは134円域、上値目標は142円域となりますが、下値目標算出には値固めを要します。
東京銀行、Citigroupを通じトレーディングや資産運用業務に従事。その実戦での対象は外国為替、国内外株式、国内外債券、短期金融商品、商品、ヘッジファンド、不動産、プライベートエクィティ等極めて広範囲に及ぶ。『ポイント&フィギュアによる実戦相場予測』を講演会やメディアを通じ広める。
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