いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
5月21日(金)ユーロ/ドル
基調
高値もみ合い
目先の注目材料
・5/21 仏5月製造業/サービス業PMI、独5月製造業/サービス業PMI、ユーロ圏5月製造業/サービス業PMI
・主要国株価、国際商品価格、米長期金利
PMI改善で上値抵抗突破なるか
ユーロ/ドル相場が高値圏でもみ合っている。19日に1.2245ドル前後まで上昇したが、その後はやや伸び悩んでいる。2月にも1.2243ドル前後で頭打ちとなっており、これまでのところ1.2250ドルが上値抵抗になっているようだ。この水準を突破すれば年初来高値の1.2349ドル前後が視野に入ってくるだけに、足元の動きに注目したい。
そうした中、本日は仏独ユーロ圏で5月の購買担当者景気指数(PMI)・速報値が発表される。5月に入り、欧州の新型コロナウイルス感染拡大が落ち着く中、フランスでは渡航規制が緩和された他、ドイツではロックダウン(都市封鎖)の段階的な緩和が始まった。PMIはサービス業を中心に改善が期待されており、市場予想は仏5月サービス業PMIが53.0(前回50.3)、独5月サービス業PMIは52.0(前回49.9)、ユーロ圏5月サービス業PMIは52.5(前回50.5)となっている。これらがユーロ/ドルの1.2250ドル突破に繋がるか注目されよう。なお製造業PMIの市場予想は、仏58.5(前回58.9)、独65.9(前回66.2)、ユーロ圏62.5(前回62.9)と、いくぶん低下する見込みとなっている。
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