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5月13日(木)メキシコペソ/円
基調
底堅い
目先の注目材料
・5/13 メキシコ中銀政策金利
・主要国株価、国際商品価格
金利据え置きが濃厚も、タカ派声明を期待
本日はメキシコ中銀が政策金利を発表する。中銀は前回3月の会合で利下げサイクルの終了を示唆しており、足元のインフレ加速を踏まえれば利上げに動いても不思議ではないところだろう。しかし、新型コロナウイルスワクチン接種の遅れなどからメキシコ経済は回復に手間取っている。さらにはロペスオブラドール大統領の政権運営にとって重要な中間選挙が6月に控えている事から、中銀は政策金利を4.00%に据え置く可能性がきわめて高いと見られている。
こうした中、本日の金融政策決定会合ではインフレに対する中銀の姿勢がカギとなりそうだ。インフレ率が6%台に達し、中銀の目標上限(4%)を大幅に上回る中、市場は「メキシコ中銀の『次の一手』は利上げ」と見ている。それだけに、市場の期待に沿ったいくぶんタカ派的な声明が発表されるか確認したい。メキシコペソ/円相場は5.3~5.4円台の上値もみ合いが1カ月半に渡り続いている。本日のメキシコ中銀金融政策決定会合がもみ合いを脱するきっかけとなるか注目されよう。
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