メキシコペソ/円(4時間足)
※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
直近1週間のポイント
・米金融緩和長期化の観測
・メキシコのインフレ上昇
・原油高
・株価反落で伸び悩む
足元のメキシコペソ/円は高値もみ合いの展開
ゴールデンウイーク中に5.367円前後まで弱含む場面もありましたが、その後は反発しました。
7日には米4月雇用統計が予想外に悪化したものの、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融緩和が長期化するとの見方で米国株が上昇する中、5.461円前後へと上伸。
この日発表されたメキシコ4月消費者物価指数は前年比+6.08%と予想以上に上昇しました。
米国のパイプライン停止で原油価格が急騰した事も追風となり、11日には5.478円前後まで上値を伸ばしてわずかながらも年初来高値を更新。
買い一巡後は世界的に株価が反落する中でやや伸び悩んでいますが、12日の東京市場でも5.4円台を維持しています。
注目ポイントはメキシコ中銀
メキシコ中銀は13日に金融政策決定会合を開き、政策金利を発表します。
4月のインフレ率は中銀の目標値を大幅に上回りましたが、メキシコ経済はコロナ禍で回復がもたついており、利上げは難しい状況です。
そこで、今回は政策金利を4.00%に据え置く可能性が極めて高いと見られています。
インフレ圧力が高まる中、中銀は前回3月会合で利下げサイクルが終了した事を示唆しました。
市場もメキシコ中銀は当面中立スタンスを維持し、利上げはかなり先になるとの見方を強めています。
今回の声明文がこうした市場の見方と一致しているかどうかを、インフレに関する文言などから読み取る事になりそうです。
来週までのメキシコペソ/円の見通し
予想レンジ
5.350~5.550円
基調
底堅い
来週までの注目ポイント
☆5/13 メキシコ中銀政策金利
・主要国株価 国際商品価格
「為替チャート|メキシコペソ/円(MXNJPY)|60分足」はこちら
「高機能チャート(テクニカル分析|メキシコペソ/円(MXNJPY)|60分足」はこちら