いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
5月11日(火)豪ドル/円
基調
下値不安
目先の注目材料
・主要国株価、国際商品価格
インフレ懸念でリスク選好度が低下
豪ドル/円は、昨日の欧州市場で85.80円前後まで上昇して約3年3カ月ぶりの高値を付けた。しかしその後のNY市場では85.20円近傍まで反落。本日の東京市場では85.14円前後まで弱含む場面もあった。国際商品価格の値上がりなどから、世界的にインフレが上昇し、企業収益が圧迫されるのではとの懸念が昨日のNY市場以降に急速に広がった。
昨日の米ナスダック指数は3%近く下落。本日の日経平均株価も3%超下落している。本日は欧米株の続落に警戒が必要となりそうだ。豪ドル/円は昨日までの上昇で20日移動平均線との乖離が大きくなっていただけに、リスク選好度が一段と低下すれば調整が深くなる可能性もある。なお、本日の20日移動平均線は84.34円前後に位置している。