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もしもアベノミクスが始まる少し前から、FXで積立投資をしていたら

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ハイリスク・ハイリターンの金融商品として、一般的に知られているFXですが、やり方次第ではリスクを抑えた投資が可能です。
「自分は知識や経験がないから失敗しそう」「とにかく損をしたくない」との思いから、二の足を踏んできた人も少なくないと思います。
しかし冷静に振り返ってみると、あなたは大きなチャンスを逃していたのかもしれません。
そこで今回は、時計の針を少しだけ過去に戻して、「“あのとき”にFXを始めていたら、今どうなっていたのか」を考えてみます。
“あのとき”とは、民主党から自民党に政権が交代し、アベノミクスと呼ばれる経済・財政・金融政策を推し進めた安倍元総理が就任した2012年12月です。

アベノミクス前に始めていたら大きな利益のチャンスが!?

2020年8月、安倍晋三元総理は、日本で一番長く総理大臣を務めた記録を作り、その任から離れました。
「アベノミクス」と呼ばれる安倍元総理の経済・財政・金融政策は、第2次安倍政権が発足した2012年12月に始まり、長引くデフレからの脱却を目指して大規模な金融緩和政策が実行された結果、為替相場は大幅な円安となりました。

2012年12月〜2020年12月までの米ドル/円相場の8年間を月足チャートでみてみましょう。

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(外貨ネクストNE0高機能チャートより)

2012年12月に米ドル/円相場は終値で1ドル=86円台後半でしたが、2015年6月には125円台後半まで円安が進みました。
この3年半の上昇率は45%超でした。
相場はその後に円高方向へ戻り、2020年12月31日には1ドル=103円台前半で取引を終了しました。
アベノミクス開始後の8年間で相場は上下に大きく変動を繰り返しながら、結局、17円ほど円安・ドル高が進みました。

投資において仮定の話は禁物です。
しかし、仮にあなたがアベノミクスのスタート前に1万米ドルを買って10Lot(1万通貨)のポジションを保持したままでいたらどうでしょう。
理論上は大幅な円安により約17万円の為替差益を獲得しただけでなく、日米間の金利差によるスワップポイント64,822円も獲得できたことになります(下図参照)。

2013年〜2020年までのスワップポイント(1万通貨分)
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
621
790
1335
3964
9693
18764
23890
5765

※『外貨ネクストネオ』における買いスワップポイントを表記しています

 スワップポイント(金利差調整分)について
通貨ペアを構成する通貨のうち、相対的に高金利の通貨を売った場合、または相対的に低金利の通貨を買った場合には、その取引数量相当のスワップポイント(通貨ペアを構成する両通貨の金利差の調整額)の支払い額が日々蓄積され、時間の経過に比例して損失額が大きくなりますのでご注意ください。また、現時点でスワップポイントを受け取れるポジションであっても、将来にわたって通貨ペアを構成する両通貨の金利差が縮小または逆転した場合には、その受け取り金額が縮小したり、反対に支払いへと転ずる可能性がございます。 

 

FXで積立投資

世の中にはFX取引に対して“ひんぱん”売買を繰り返して利益を獲得する金融商品というイメージを持たれる方もいるようです。
確かにFX取引には「スキャルピング」という手法があります。
数分間で売買を何度も繰り返して利益を追求することから“スピード勝負”というイメージがあることも頷けます。
しかし、それはFXの一面に過ぎず、上述のようにひんぱんに売買をしなくても利益を得られる可能性もあります。
つまり、もっと“ゆっくり”と取引しても十分に利益を追求することができるのです。
そのために登場したのがFXの「積立投資」です。

「積立投資」と聞くと、「定期預金」や「投資信託」をイメージされるかもしれませんが、FXでも「積立投資」は可能なのです。
外為どっとコムには「らくらくFX積立」という「積立投資」のサービスがあります。

FX積立投資のポイントと注意点

FXの積立投資にはどのようなメリットがあり、どのような点に注意しなければならないのでしょうか。

1)低レバレッジでリスクを抑制

FX取引には元手の資金を担保(取引保証金)に、その何倍もの金額の取引ができる「レバレッジ」という仕組みがあります。
簡単に言えば、レバレッジ10倍の場合、10万円の資金で100万円分の取引ができるということです。
個人の場合は最大25倍のレバレッジがかけられます。

一方の「らくらくFX積立」は、リスクを低く抑えるために、自己資金の最大3倍までのレバレッジとなっており、投資家は過度なリスクを取らなくて済むようになっています。

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2)コストを抑えた少額スタートが可能

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、通常のFXでは最低取引単位が決められています。
これはFX会社によって異なりますが、1,000通貨以上、もしくは1万通貨以上が多いようです。
例えば、米ドル/円であれば、1米ドル=100円だった場合、1,000通貨=1,000米ドル=10万円からの取引となります。
レバレッジを最大限に使うと、4,000円ということになります。

一方で「らくらくFX積立」では、1通貨単位からの買付が可能です。
つまり100円(1米ドル=100円の場合)から積立を始めることができます。

また、銀行の「外貨定期預金」では、例えば日本円から米ドルに両替する際、最低でも1米ドルあたり片道25銭の為替手数料がかかりますが、「らくらくFX積立」では買い付け時のスプレッド以外にコストがかかりません。
「米ドル/円」であれば5銭(2021年4月時点)なので比較的安くなっています。

3)時間分散投資でリスクを抑える

「らくらくFX積立」では、積立投資の大きなメリットである「ドルコスト平均法」の効果も得られます。
ドルコスト平均法は、毎回同じタイミングで同じ金額を買い付けると、購入単価が平準化してリスク分散効果が得られるというものです。
これは外貨預金でも投資信託でも同じです。

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さて、今回はFXの積立投資に、どのような特徴とメリットがあるのか、FX取引で外貨を長期保有すると、どのような可能性があるのかを、アベノミクス実施以降の米ドル/円相場から考えてみました。
「積立」は銀行預金や投資信託だけのものではありません。
場合によっては「ハイリスク・ハイリターン」にもなりうるFXでも可能なのです。
長期的な資産形成においても、FXは利用価値のある金融商品なのではないでしょうか。

PickUp編集部 

media.gaitame.com

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