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4月26日(月)ユーロ/ドル
基調
戻り試し
目先の注目材料
・4/26 独4月Ifo企業景況感指数
・国際商品価格、主要国株価、米長期金利
独Ifo、景気回復期待に弾みを付けられるか
ユーロ/ドル相場が騰勢を強めている。突破に手間取っていた100日移動平均線を前週23日に上抜けしており、本日は1月と2月の高値を結んだトレンドラインに接近。1.2120ドル前後を通るこのトレンドラインを上抜ければ、年始以降の下落トレンドからひとまず脱する事になる。
そうした中、本日は独4月Ifo企業景況感指数が発表される。市場予想は97.8と、前月の96.6から上昇する見込みとなっている。このところ、ユーロ圏でも新型コロナウイルスワクチンの接種が進んでおり、それと共に景気回復の期待が強まっている。仮に独4月Ifo企業景況感指数が予想を上回ればユーロの上昇に弾みが付きそうだ。ただ、23日に発表された独4月総合PMI・速報値が56.0と前月の57.3から低下したのは気がかりな点だろう。独4月Ifo企業景況感指数も上昇予想に反して低下するようなら、ユーロは手仕舞い売りに押される事も考えられる。
ユーロ/ドル相場が下落トレンドから脱出できるか否かの分岐点に差し掛かっているだけに、本日の独4月Ifo企業景況感指数の結果が注目されよう。
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