シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング4週ぶり増加
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート僅かに増加】
4月20日時点で円のポジションはドルに対して6.0万枚の売り越し(ネットショート)。
ほぼ横ばいのショートに対し、ロングが僅かに縮小した結果、ネットショートは前週から0.2万枚増加。
期間中のドル/円相場は、米長期金利の低下などを背景に主要通貨に対してドル売りが優勢となる中、108円台を一時割り込む場面が見られた。
約1カ月半ぶりの安値をつけたが、107円台の滞在時間は短いとあってか投機筋の円ロング取り崩しも調整の範囲だったと考えられる。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロング4週ぶり増加】
4月20日時点でユーロのポジションはドルに対して8.1万枚の買い越し(ネットロング)。
ポジションを積み増したロングに対し、ショートが縮小に動いた事で、ネットロングは前週から1.4万枚増加。
期間中のユーロ/ドル相場は3月中旬以降に何度も跳ね返されていた1.2000ドル台を超え、約1カ月半ぶり高値を示現。
こうした中、投機筋は再びユーロ高期待を強め、買い持ちを8週間ぶりに増やしたと考えられる。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットロング横ばい】
4月20日時点でポンドのポジションはドルに対して2.5万枚の買い越し(ネットロング)。
ロング・ショート、いずれも同規模のポジションが積み増された結果、ネットロングは前週から変動がなかった。
期間中のポンド/ドル相場はユーロ同様にドルが弱含む場面では約1カ月ぶりに1.40ドル台をつけた。
ただ、3月以降は1.36~1.40ドル台のレンジ相場が形成されつつあるだけに、高値警戒感もあるようで、ユーロほど強気に傾く事はなかったようだ。
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IMMポジション
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