日経平均:中長期上昇トレンド(DP=19,800円域)、短期上昇トレンド
(DP=25,400円域)、2020年10月30日22,900円域を起点とした加速度的上昇トレンド(DP=27,500円域)は2月8日復活。
現在のバランスのブレークアウト・ポイント上方30,100円域、下方28,400円域、目標値各々30,900円域、27,600円域。
2021年、引続きPFによる実戦相場予測のコメントを継続して参りますので、皆様方の「資産を殖やす」ための相場の実戦に少しでも役に立てればこの上ない幸いでございます。
相場は決してscienceで割り切れるものではありません。それはscienceでは割り切れない他ならぬ人間が市場参加者だからです。
『相場はscienceではなくartである』が故に、artisticなPFにより「相場を読む」のです。相場は考えるものではありません。また考えてもわかりません。いつ買って、いつ売るのか?またはいつ売って、いつ買い戻すのか?ただそれがどれだけ確率高く事前に判断できるかが重要なのです。そして年間の通算のネットの絶対収益をどれだけ多く出来るかの勝負となります。
実戦相場予測とは「いつ買い(売り)いつそれを売る(買い戻す)かを具体的な価格とタイミングを示す」予測をいい、以って如何に損を小さくし利益を大きくするかということ,即ち絶対収益を極大化するための実戦での予測のことをいいます。
いわゆるファンダメンタルや世の中のコンセンサス(総意)は一切無視し(というより実戦相場予測にはファンダメンタルからのアプローチは一切必要ありません)、ポイント&フィギュア(PF)という単純なチャート(「絵」と呼んでいます)だけで『相場はバランスを崩せば跳ぶ』という相場の習性を前提に市場のバランスとそのバランスの崩れを絵の上で読み、トレンドを認識し、エネルギー計算をして具体的な目標値 を算出、以って実戦での売買を行っていきます。
短期目標値は枠の転換が起ったところで消滅するので、その時点でとったポジションをクローズし、また次のバランスの崩れまで売買をしないで「休み」、新たなバランスの崩れが起こればそのシグナルに従ってまた売買していきます。
但し、H&Sのネックラインを突破しての中長期目標値があるときは、短期の枠の転換が起こってもその中長期のポジションのクローズはしません。
そして『木 を見て森 を見ず』の例えになぞらえ相場の中長期トレンドを中心とした相場の大局的な流れを『相場の森』と呼び、短期トレンド(中長期トレンドの中のインターメディエート・トレンド=intermediate trend)を中心とした短期的な流れを『相場の木』と呼んでいます。
そして可能な限り各々のトレンドを壊すポイント(トレンドの再吟味ポイント)デインジャー・ポイント またはデインジャー・ポイント・ショート (下降トレンドのデインジャー・ポイントをデインジャー・ポイント・ショートと呼びます)を具体的な価格で示します。
このトレンドの転換、特に中長期トレンドの転換は、短期的な目標値とは違って、実戦では大きな意味を持ちます。それまで慣れ親しんだ中長期トレンドの延長線上に相場をみることを捨てるポイントなのです。
そしてもし立場上必要ならばPFから予測された相場をもとに将来の世の中に起こり得る事象やいわゆるファンダメンタルを逆読みする立場です。決してファンダメンタルから相場を予測してはいけません。
利用できるwebsiteの関係で添付する絵(PFのチャート)が引き続き「相場の木」レベルの短期の絵だけになってしまいますので、ご了承下さい。
2021年4月23日(金)現在のPFによる日経平均株価の『実戦相場予測』は以下の通りです。
日経平均株価:
『相場の森 』:
89年12月の史上最高値38,915円をピークとする中長期下降トレンドを25年以上に亘って形成しておりましたが、2015年2月20日そのデインジャー・ポイント・ショート 18,300円域を突破し、中長期下降トレンドは消滅しました。
代って、7,000円域を起点とする中長期上昇トレンドを形成。デインジャーポイントは13,800円域。2015年3月13日デインジャーポイントを14,400円域に引上げ。更に2015年10月5日16,600円域に引き上げ。
2016年1月20日DP16,600円域を突破し、中長期下降トレンドに転換、DPは20,100円域。そのDP=20,100円域を2017年6月2日突破し、中長期上昇トレンドに転換。DPは18,100円域となります。2017年11月DPを19,100円域に引上げ。2018年DPを20,500円域に引き上げ。2018年12月20日DP20,500円域を突破し、中長期下降トレンドに転換。DPSは22,900円域となります。2019年10月29日DPSを突破且つ2度続けてバランスを上方に崩し、中長期上昇トレンドに転換。DPは20,100円域。2020年2月7日にDPを21,200円域に引上げ。
2020年2月28日DP21,200円域を突破し、更に2020年4月1日二度続けて下方にバランスを崩し、中長期下降トレンド形成。DPS=24,000円域なります。
2020年11月5日、中長期下降トレンドのDPS24,000円域を突破し、中長期上昇トレンドに転換、DPは19,800円域となります。
『相場の木 』:
2020年1月30日DP22,900円を突破し、短期上昇トレンドは壊れ、更に2020年4月1日二度続けて下方にバランスを崩し、短期も下降トレンド形成。DPSは19,600円域となります。
2020年 4月14日、DPS19,600円域を突破し、短期下降トレンドは壊れ、
2020年6月短期上昇トレンドに転換、DPは19,800円域。2020年9月3日DPを21,600円域に引上げ。2020年11月24日DPを22,700円域に引上げ。
DPを2021年3月4日25,400円域に引上げ。
2020年10月30日29,900円域を起点に加速度的上昇トレンド形成。
DPは25,400円域。2021年1月8日DPを26,900円域に引上げ。1月21日DPを28,200円に引上げ。1月28日DP突破で一旦壊れました。2月8日直近の高値(28,900円域)を突破し、加速度的上昇トレンドは復活しました。DPは27,500円域となります。
バランスの上方へのブレークアウト・ポイント26,100円域を2020年11月24日
突破してのmeasured-moveでの上値目標28,600円域に対して12月3日
26,800円域まで上昇後、12月7日三枠転換により消滅しました。
バランスの上方のブレークアウト・ポイン26,900円域を2020年12月29日突破、上値目標28,300円域に対して同日27,500円域まで上昇後、2021年1月4日三枠転換により消滅しました。
バランスの上方へのブレークアウト・ポイント27,600円域を2021年1月8日突破しての上値目標28,400円域に対して1月13日到達。更に1月14日28,600円域まで上昇し、more-than-reached状況になりました。
次なる目標値算出には値固めを要するところ、想定通り値固め形成。バランスの上方へのブレークアウト・ポイント28,600円域を1月21日突破し、measured-movedでの上値目標29,800円域に対して1月25日28,800円域まで上昇後、1月26日三枠転換により消滅しました。
バランスの下方へのブレークアウト・ポイント28,200円域を1月28日突破しての、下値目標は27,100円域に対して、1月29日27,600円域まで下落しましたが、
2月1日三枠転換により消滅しました。
バランスの上方へのブレークアウト・ポイント28,700円域を2月5日突破しての上値目標30,100円域は2月16日到達し、30,400円域まで上昇し、more-than-reached状態になりました。
次なる目標値算出には値固め要する場面で、想定通値固め形成後。
バランスの上方へのブレークアウト・ポイント29,700円域を3月12日突破しての、上値目標31,100円域に対して、3月18日30,200円域まで上昇後、3月19日三枠転換により消滅しました。
バランスの下方へのブレークアウト・ポイント28,600円域を3月24日突破しての下値目標27,800円域は3月25日三枠転換により消滅しました。
バランスの上方へのブレークアウト・ポイント29,500円域を4月2日突破しての 上値目標30,600円域は4月5日30,000円域まで上昇後、4月6日三枠転換により消滅しました。
バランスの下方へのブレークアウト・ポイント29,000円域を4月21日突破しての紫下値目標27,900円域に対しては同日28,500円域まで下落しましたが、同下値目標は4月22日三枠転換により消滅しました。
現在のバランスを前提にブレークアウト・ポイントは上方30,100円域、下方28,400円域、目標値は各々30,900円域、27,600円域となります。
東京銀行、Citigroupを通じトレーディングや資産運用業務に従事。その実戦での対象は外国為替、国内外株式、国内外債券、短期金融商品、商品、ヘッジファンド、不動産、プライベートエクィティ等極めて広範囲に及ぶ。『ポイント&フィギュアによる実戦相場予測』を講演会やメディアを通じ広める。