いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
4月16日(金)ユーロ/ドル
基調
上値重い
目先の注目材料
・4/16 ユーロ圏2月貿易収支、ユーロ圏3月消費者物価指数(HICP)改定値
・主要国株価、国際商品価格、米長期金利
1ユーロ=1.20ドルの壁
ユーロ/ドル相場は、昨日の欧州市場で1.19930ドル前後まで上昇して約1カ月半ぶりの高値を付けたが、上昇を維持できずにNY市場では1.1950ドル台へと反落した。
米長期金利が大きく低下する中でドルが売られたにもかかわらず節目の1.2000ドル手前で失速しており、ユーロの上値の重さを印象付ける動きであった。
ユーロ/ドルの1.2000ドルは3月半ばにも超えられなかった水準であり、その後1.170ドル台まで調整するきっかけとなった重要なチャートポイントだ。
シカゴマーカンタイル取引所(CME)の通貨先物市場(IMM)で確認できる海外投機筋のポジションは依然としてユーロ買い超しであり、このためユーロの上値では戻り売りが強まりやすいと考えられる。
ユーロ圏と米国の景況感格差という観点からも1ユーロ=1.20ドルの水準は突破が困難な「壁」として意識されそうだ。
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