東京市場オープニングコメント
「ドル・円は主に108円台後半で推移か、米長期金利伸び悩みでドル買い抑制も」
22日のドル・円は、東京市場では108円60銭から108円96銭まで反発。欧米市場では、108円62銭まで下げた後、108円86銭まで反発し、108円84銭で取引終了。本日23日のドル・円は主に108円台後半で推移か。米長期金利の小幅な低下を意識して、ドル買いは抑制される可能性がある。
22日の米国債券市場では、2月米中古住宅販売件数が市場予想を下回ったことなどを受けて長期債利回りは弱含みとなった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が23日に予定されている議会証言で伝える内容(下院証言テキスト)も意識されたようだ。パウエルFRB議長は、「米国経済は力強さを増しているものの、新型コロナウイルスの感染流行による打撃からの完全回復にはなお程遠い」との見解を示すとみられている。ただ、米長期金利の大幅な低下は期待できないとの見方は多い。新型コロナウイルスの感染流行は終息していないものの、経済活動のさらなる拡大や雇用情勢の改善は長期金利の低下を阻む要因となる。また、一部で「バイデン政権は大型のインフラ投資を計画している」と伝えられていることも、金利上昇の一因となりそうだ。バイデン政権は大規模な増税を検討しているようだが、追加投資を行う場合、財源の多くは国債発行で調達される可能性がある。その場合、長期金利の上昇につながる要因がひとつ増えることになる。
《午前8時現在》 ドル・円: 108.30円-109.30円 108円台前半でドル買い興味
ユーロ・円: 129.30円-130.30円 129円台前半でユーロ買い興味
豪ドル・円: 83.60円-84.60円 83円台半ば近辺で豪ドル買い興味
通貨別分析
■株式会社フィスコ(以下「フィスコ」という)は株価情報および指数情報の利用について東京証券取引所・大阪取引所・日本経済新聞社の承諾のもと提供しています。
■"JASDAQ INDEX" の指数値及び商標は、株式会社東京証券取引所の知的財産であり一切の権利は同社に帰属します。
■掲載される情報はフィスコが信頼できると判断した情報源をもとにフィスコが作成・表示したものですが、その内容および情報の正確性、完全性、適時性について、フィスコは保証を行っておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
■本資料に記載された内容は、資料作成時点において作成されたものであり、予告無く変更する場合があります。
■本文およびデータ等の著作権を含む知的所有権はフィスコに帰属し、事前にフィスコへの書面による承諾を得ることなく本資料およびその複製物に修正・加工することは堅く禁じられています。また、本資料およびその複製物を送信、複製および配布・譲渡することは堅く禁じられています。
■フィスコが提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
■本資料に掲載される株式、投資信託、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。
■本資料は、本資料により投資された資金がその価値を維持または増大することを保証するものではなく、本資料に基づいて投資を行った結果、お客さまに何らかの損害が発生した場合でも、フィスコは、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
■フィスコおよび関連会社とその取締役、役員、従業員は、本資料に掲載されている金融商品について保有している場合があります。
■投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客さまご自身の判断でなさるようにお願いします。
以上の点をご了承の上、ご利用ください。
株式会社フィスコ