目次
▼22日(月)の為替相場
(1):リラ大暴落 主要通貨ペア下落スタート
(2):ドイツ、都市封鎖を再延長
(3):米長期金利小幅低下でダウ反発
(4):FRB議長 緩和政策の継続強調
22日(月)の為替相場
期間:22日(月)午前7時00分~23日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):リラ大暴落 主要通貨ペア下落スタート
トルコのエルドアン大統領が前週末に中銀総裁を更迭した事でトルコリラが取引開始とともに急落。リラ/円の動きに連れてドル/円やクロス円は前週末終値から下落してオープンした。
(2):ドイツ、都市封鎖を再延長
ドイツのメルケル首相と国内16州のトップは、新型コロナウイルス感染抑制に向けたロックダウン(都市封鎖)を4月18日まで延長する事で合意したと独紙が報じた。ドイツでは過去1カ月で、新規感染者の増加ペースがほぼ倍増しており、3月28日までとしていた行動制限措置を再延長する。
(3):米長期金利小幅低下でダウ反発
米長期金利の上昇が一服し、小幅に低下した事を受けて米国株がハイテク中心に反発。株高を背景にクロス円が上昇した一方、ドル/円は米長期金利が低下する中で戻りが鈍かった。
(4):FRB議長 緩和政策の継続強調
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が翌日に行う米下院証言のテキストが公表された。議長は「景気回復は一般的な予想よりも速いペースで進んでいる」「しかし、回復は完全には程遠い。このためFRBは引き続き、必要な限り経済を支援していくつもりだ」と表明する見込みである事が明らかになった。
22日(月)の株・債券・商品市場
外為注文情報
【情報提供:外為どっとコム】
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本日の見通し
ドル/円の見通し:方向感欠く展開
昨日のドル/円は108円台後半で推移。トルコリラ/円の急落に連れ安スタートとなったが、108.60円前後で下げ渋ると108.96円前後へと反発した。ただ、朝方の売買一巡後は終日108.60-80円台でもみ合った。NY市場では米長期金利が低下する中、ドル売りに傾く場面もあったが、長期金利の低下を好感して米国株が反発したため円売りも入った。ドルと円が同方向に動きがちな流れが再開しており、ドル/円は本日も方向感を欠く展開が続きそうだ。ただ、緩やかに上値を切り下げつつある動きは気になるところだろう。
昨日は11日以来、7営業日ぶりに109円台に乗せられなかった。108.50-60円のサポート割れにも一定の警戒が必要となろう。なお、本日のNY市場では米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が行う議会証言に市場の関心が集まっている。議長は、米経済は大きく改善したが、完全な回復には程遠いとの認識を改めて示す模様。
注目の経済指標
注目のイベント
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。