シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットロング2週連続減少】
3月2日時点で円のポジションはドルに対して1.9万枚の買い越し(ネットロング)。
ポジションを取り崩したロングに対し、ショートが積み増しに動いた事で、ネットロングは前週から0.9万枚減少。
期間中のドル/円相場は米10年債利回りが一段高となる中で、107.00円目前まで上伸し、昨年8月以来となる高値をつけた。
2/23~3/1にかけて5日陽線引けとなるなど、ドル高・円安が進んだ時期だけに、投機筋の間で円に対する強気見通しの修正が進んでいる様子。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロング減少】
3月2日時点でユーロのポジションはドルに対して12.6万枚の買い越し(ネットロング)。
ポジションを縮小したロングに対し、ショートが積み上がった事で、ネットロングは前週から1.2万枚減少。
期間中のユーロ/ドル相場はドル全面高となる中、約1カ月ぶりに1.20ドル台を割り込む展開。
それだけに投機筋のユーロ強気見通しが弱まったと考えられる。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットロング増加】
3月2日時点でポンドのポジションはドルに対して3.6万枚の買い越し(ネットロング)。
ショートがロングを上回る規模のポジションを取り崩した結果、ネットロングは前週から0.5万枚増加。
期間中のポンド/ドル相場は序盤に2018年4月以来となる1.42ドル台をつけたが、後半にかけて1.38ドル台半ばまで大きく反落。
そうした中、ロング勢、ショート勢ともにポジションを手仕舞う動きが見られたが、ロスカットを巻き込んだ事などからショートカバーのほうが、規模が大きくなったと見られる。
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IMMポジション
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