2021年2月4日
【ドル/円】:上値余地がもう一段拡がる可能性。強い上値抵抗にも注意。
ドル/円は小陽線を繋げて下値を切り上げています。急伸には繋がっていませんが、浅い下値抵抗にも届いておらず、短期トレンドが強い状態にあることを示しています。一段の上昇に繋がる可能性が高く、浅い押し目を拾って流れに付いて行く方針で。但し、105.50-60超えから厚くなる上値抵抗にも注意が必要でしょう。可能性が低いと見ますが103.50割れで終えた場合は下値リスクが点灯、103.00割れで終えた場合はドル弱気の流れに戻します。 ドル買いは104.80-90で押し目買い。損切りは104.40で浅めに一旦撤退です。ドル売りは105.50-70ゾーンで売り狙い。損切りは106.10で一旦撤退です。 日足の上値抵抗は105.50-60,105.80-90,106.30-40に、下値抵抗は104.40-50,104.10-20,103.80-90にあります。
【ユーロ/円】:小反発に転ずる可能性。125円割れで短期トレンドに変化。
ユーロ/円は値幅の小さい足で終えており、上値の重い感がありますが、下値を切り上げる流れを維持しており、上値トライの可能性を残しています。買いは126.20-30で押し目買い。損切りは125.40で撤退です。損切りが付かない場合でも、125.80以下で終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなるので買いは一旦撤退して様子を見た方がいいでしょう。売りは様子見です。上値抵抗は126.70-80に軽い抵抗が、127.00-10,127.60-70に強い抵抗があります。127.70超えで終えた場合は一段の上昇へ、逆に125円割れで終えた場合は短期トレンドが変化します。
【ユーロ/ドル】:下値抵抗を守った状態。ユーロの戻り売り方針は変わらず。
ユーロ/ドルは値幅の小さい陰線となり上値を切り下げています。下げエネルギーの強いものではなく、実体ベースでは日足の抵抗をかろうじて守って終えていますが、強い上昇エネルギーが感じられないので反発余地も限られる展開が予想されます。買いは1.2010-20で押し目買い。損切りは1.1950で撤退です。損切りが付かない場合でも1.2000割れで終えた場合は一段の下落に繋がり易くなるので、買いは一旦撤退して様子を見た方がいいでしょう。売りは1.2120-30で戻り売り。損切りは1.2180で撤退です。1.2240-50の抵抗を実体ベースで上抜けて来るまでは下値リスクにより警戒が必要です。また上抜けて終えた場合でも1.2310-20の抵抗を上抜けて終えるまでは下値リスクを残します。
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