いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
12月29日(火)豪ドル/米ドル
基調
上値重い
目先の注目材料
・主要国株価、国際商品価格
上値の重さが売りの口実に
昨日の豪ドル/米ドル相場は、一時0.76222ドル前後まで上昇したものの、17日に付けた約2年半ぶり高値(0.76391ドル前後)に届かず失速。
米国株が史上最高値を更新したにもかかわらず0.75ドル台後半に押し戻されて陰線引けとなった。
本日も、日本株が大幅高となる中で0.76ドル台を回復出来ずに伸び悩んでいる。
英国と欧州連合(EU)が自由貿易協定(FTA)の締結に合意した事や、米国の新型コロナ追加経済対策法案が成立した事など、足元ではリスクオン材料が目立つものの、「リスクオンの豪ドル買い・米ドル売り」が機能しにくくなっている点には注意が必要だろう。
上値の重さが利益確定売りの口実になっても不思議ではない。
足元のムードが急速にリスクオフに傾く事は考えにくいが、年末を間近に控えてポジション調整の動きが出やすいタイミングだけに、目先的には上伸期待より下値不安のほうが強そうだ。
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