いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
12月21日(月)ポンド/円
基調
下値警戒
目先の注目材料
・12/21 英・EU通商交渉
・主要国株価、国際商品価格
日増しに「合意なき離脱」の可能性が上昇
英国と欧州連合(EU)の通商交渉は、一応の期限とされた20日の協議でも結論が出なかった。
英海域での漁業権の問題などで、引き続き対立している模様だ。
交渉は本日以降も続けられる見通しだが、英国が名実ともにEUから離脱するまで残り10日間しかない。
しかもその間には、欧州の人々にとって一大イベントであるクリスマスがある。
急転合意が成立した場合でも、双方の議会が批准作業を終えるには時間的にギリギリかもしれない。
つまり、ここからは交渉が長引くほど「(FTA)合意なき離脱」の可能性が日に日に増していく事になる。
そうした中、本日のポンド/円相場は138円台を割り込んで一時137.80円台に下落している。
欧米タイムは交渉関係者らのコメントが出やすいため、さらに値動きが激しくなる可能性もある。
英・EUの通商交渉に合意の芽が見えてこない限り、ポンドの買い手はほとんどいないと見られ、下押し圧力が弱まる事はないだろう。
「為替チャート|ポンド/円(GBPJPY)|日足」はこちら