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【ドル円】米11月雇用統計は回復鈍化の見込み

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いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。

12月4日(金)ドル/円

基調
波乱含み

目先の注目材料
・12/4 米11月雇用統計
・主要国株価、米長期金利

米11月雇用統計は回復鈍化の見込み

ドル安の流れが強まる中、本日発表される米11月雇用統計がドルの動きにどう影響するのか大いに注目が集まっている。
市場予想によると、非農業部門雇用者数が47.5万人増、失業率は6.8%とコロナ禍からの雇用回復ペースが鈍化する見込みとなっている。
非農業部門雇用者数はコロナによる急激な落ち込みからの回復が始まった5月以降で最低の伸びになる見通しだ。
失業率も低下幅は5月以降で最低になると見られている。

仮に、米11月雇用統計が弱めの予想にさえ届かない「冴えない」結果となればドル売りが加速すると見るのが自然かもしれない。
ただ、ドルは「安全通貨」に位置付けられるだけに、米景気不安が台頭すれば一転してドル買いが強まる事も考えられる。
反対に、雇用統計が好結果となればドルは強含むと見るのが筋だが、米景気不安が後退する事になればリスクオンのドル売りに傾いてもおかしくないだろう。
米景気の先行きに対する市場の見方が投影されやすい米国株の反応によっては、ドルの動きが雇用統計直後の反応と真逆になる可能性も捨てきれない。
なお、米国株の取引は米11月雇用統計の1時間後にスタートする。
このタイムラグに念のため注意しておきたい。

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