2020年12月1日
【ドル/円】:上下の抵抗を抜けられない状態。
ドル/円は小陽線で切り返して上値トライの可能性に繋げていますが、上昇余力の強いものではないので104円半ば超えの抵抗を上抜けるには力不足と見ています。一方で現状は日足の下値抵抗も守っており、104.00以下の突っ込み売りにも注意が必要でしょう。但し、103.70以下で終えた場合は下値リスクが点灯、103.50割れで終えた場合は短期トレンドの変化に要注意。 ドル買いは103.90-00で押し目買い。損切りは下値リスクが点灯する103.40で撤退です。ドル売りは104.50-60で戻り売り。損切りは105.30で撤退です。 日足の上値抵抗は104.50-60、105.00-10、105.60-70に、下値抵抗は103.80-90、103.50-60、103.00-10にあります。
【ユーロ/円】:上値余地を探る動き。
ユーロ/円は実体が小さく上ヒゲのやや長い陰線引けとなりました。125.00-10の抵抗を上抜けられずに押し戻されており、上値の重い感がありますが、下値を切り上げる流れも維持しており、123円割れで終えない限り、下値余地が拡がり難い状態です。買いは1日様子見か123.90-00で押し目買い。損切りは123.40で一旦撤退です。売りは損切りが付いたので様子見か125.00-10の戻りを軽く売って125.40で撤退です。125.00超えで終えた場合は一段のユーロ上昇に繋がり易くなります。
【ユーロ/ドル】:押し目買い方針継続。
ユーロ/ドルは上ヒゲがやや長い陰線引けとなり、1.20台超えトライに失敗して押し戻されていますが、下値を切り上げる流れを維持しています。また、月足が1.19台を維持して越月したことにより、2008年に付けた1.6040を基点として上値を切り下げて来た流れから、若干上抜けた位置で越月しており、長期トレンドが変化し始めています。1.20超えは何度か失敗する可能性がありますが、これをトライする動きが繰り返されると見られ、押し目買い方針継続とします。買いは1.1920-30で押し目買い。損切りは1.1870で一旦撤退です。1.1800割れで終えた場合は、短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻します。売りは様子見に転じます。昨日の値動きの中で、軽い上値抵抗が1.1960-70に、やや強い上値抵抗が1.1990-00に出来ています。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第 119 条により罰せられますのでご注意ください。尚、このレポートは情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。