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「ドル/円、上ヒゲ陰線で下値警戒」 外為トゥデイ 2020年11月17日号

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目次

▼16日(月)の為替相場
(1):日本7-9月期GDP 過去最大の伸び
(2):中国小売 予想を下回る 鉱工業は予想以上
(3):米モデルナワクチン期待 円売り強まる
(4):米11月NY連銀製造業 前回から低下
(5):NYダウ、S&Pともに史上最高値更新

▼16日(月)の株・債券・商品市場・外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:上値重い展開

▼本日及び明朝の注目イベント

16日(月)の為替相場

f:id:gaitamesk:20201117092158p:plain期間:16日(月)午前7時00分~17日(火)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日本7-9月期GDP 過去最大の伸び

日本7-9月期国内総生産(GDP)・一次速報は前期比年率+21.4%と過去最大の伸びを記録。市場予想(+18.9%)も上回り、4-6月期(-28.8%)から急回復した。

(2):中国小売 予想を下回る 鉱工業は予想以上

中国10月小売売上高は前年比+4.3%と予想(+5.0%)を下回った。一方、中国10月鉱工業生産は前年比+6.9%と予想(+6.7%)を上回った。

(3):米モデルナワクチン期待 円売り強まる

米バイオ医薬大手モデルナは、新型コロナウイルスワクチンの最終治験で94.5%の有効性が初期データから得られたと発表。数週間以内に米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請するとした。これを受けて欧州株や米国株先物が上昇するとともに円売りが強まった。ただ、その後ドル/円が105円台の戻り売りに押されて反落。上げ幅をほぼ吐き出すとクロス円も軟化した。

(4):米11月NY連銀製造業 前回から低下

米11月NY連銀製造業景気指数は6.3と予想(13.5)に反して前回(10.5)から低下した。

(5):NYダウ、S&Pともに史上最高値更新

NYダウ平均株価は引けにかけて一段高となり、一時29960ドル台に上伸。史上最高値を更新して29950.44ドルでクローズした。なお、S&P500も終値ベースの史上最高値を更新した。

16日(月)の株・債券・商品市場・外為注文情報

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注文情報

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本日の見通し

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ドル/円の見通し:上値重い展開

昨日のドル/円は終値ベースで0.1%未満の小幅安。米バイオ医薬大手モデルナの新型コロナウイルスワクチンが高い予防効果を発揮した事が伝わると一時105.10円台まで上昇したが、戻り売りに押されて反落した。欧米株高にもかかわらず、日足は「上ヒゲ小陰線」で引けており、105円台の上値の重さを再確認する格好となった。

ドル/円は本日も上値の重い展開が予想され、下値を探る動きになりやすいと考えられる。昨日安値や日足一目均衡表の転換線が位置する104.30-40円台を維持できるかが見どころとなりそうだ。仮にこのサポートを下抜ければ104.00円を試しに行く可能性もあろう。なお、本日の材料面ではNYタイムに発表される米10月小売売上高の結果に注目したい。

本日及び明朝の注目イベント

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※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。