日本全国47都道府県のトレーダーを徹底調査!
外為どっとコム51万会員のいまがわかる(※1)。
※1 数値はすべて稼働顧客のみを対象としたものです。
【特集1】9月相場全国対決
9月に入って相場も落ち着きをみせたと思われたものの、新型コロナウイルス感染拡大などを受けて中盤から米国株が大きく値崩れ。
パウエルFRB議長が米経済の先行きに悲観的な見方を示したことも相まって、ドル/円は約半年ぶりとなる104円ちょうど前後まで下落しました。
リスクオフ一辺倒の月となった9月相場で見事に健闘した地域を調査しました。
(対象期間:2020年9月1日~30日)
9月相場全国対決 1人あたり取引量トップ5(単位:千通貨)
常勝・鳥取県に滋賀県が猛追!
まずは1人あたり取引量での勝負です。
こちらは鳥取県が125.2万通貨で先月に引き続き取引量トップの座を守りました。
また、2位は111.4万通貨で滋賀県、3位は74.6万通貨の鹿児島県が続いています。
数カ月の長きに渡り首位を貫いている鳥取県は別格ではあるものの、2020年上半期の取引量2位であった滋賀県も同様に健闘しているといえるでしょう。
この勢いが年末まで続くのか、残り3ヶ月も要注目です。
9月相場全国対決 勝率トップ5
福井がトップに返り咲き!石川県じわり追い上げ
次は勝率での全国ランキングを調査しました。
結果は福井県が75.3%で首位を獲得、石川県が73.6%で2位、奈良県が68.2%で3位と続きました(※2)。
福井県は8月相場で4位とまさかのトップ3落ちで辛酸を嘗める格好となりましたが、9月相場で見事に首位へ返り咲きました。
また、2020年上半期でトップ10にも入っていなかった石川県ですが、8月3位、9月2位とランクを上げてきていることも今後の期待を誘います。
※2 「プラスになった決済回数÷決済の総回数」で算出。
9月相場全国対決 ペイオフレシオ トップ5
注目県・栃木がトップに上り詰める
こちらは9月から調査をスタートしたペイオフレシオでのランキングです。
結果は栃木県が1.211でトップ、北海道が1.152で2位、福島県が1.079で3位となりました(※3)。
栃木県は勝率では24位と振るわなかったものの、ペイオフレシオで首位を奪取。
また8月相場でも2位の戦績を残すなど安定性もみられる注目県です。
反対に勝率トップの福井県のペイオフレシオは下位ランクに留まるなど地域によってトレードスタイルに違いがあるようです。
※3 平均利益額÷平均損失額で算出
9月相場全国対決 1人あたり獲得pipsトップ5
大分が失地回復のトップ!
9月相場のラストは1人あたり獲得pipsでの勝負です。
結果は大分県が601pipsでトップ、高知県が537pipsで2位、島根県が472pipsで3位となりました(※4)。
大分県は8月相場ランキングで23位の成績で終わっていましたが、9月相場では一気にトップまで駆け上がりました。
一方、島根県は首位から3位まで後退したもののトップランクに残り続ける安定性をみせています。
※4 「獲得pips(マイナス含む)÷稼働顧客数」で算出。
【特集2】トランプ・コロナショック勝負
10月のスタート早々に突如伝えられたトランプ米大統領の「新型コロナウイルス検査で陽性反応が出た」とのツイートは市場を驚愕させました。
これを受けて政治的空白が意識されると米株が大きく売り込まれ、円買いが活発化するとクロス円が急落。ドル/円も一気に105円を割れる事態となり、その後も週末のクローズまで続報に一喜一憂する展開が続きました。
このときの全国上位ランキングを調査しました。
(対象期間:2020年10月2日13:00~29:55(NYクローズ))
トランプ・コロナショック相場 1人あたり取引量トップ5(単位:千通貨)
東北勢が取引を活発化
まずは1人あたり取引量でのランキングです。
こちらは山形県が10.3万通貨でトップ、新潟県が7.7万通貨で2位、鹿児島県が6.9万通貨で3位と続きました。
9月相場ランキングと比較するとにわかに勢いづいた地域があるなど、通常とは異なる動きとなっています。
トランプ・コロナショック相場 勝率トップ5
福井県、ショック相場でもしっかり首位確保
次は勝率でのランキングです。
結果は福井県が80.6%でトップ、石川県が僅差の79.6%で惜しくも2位、和歌山県が77.3%で3位と続きました。
8月相場でやや不調な様子もみせていた勝率王者・福井県ですが、9月総合ランキングとともにトランプ・ショックでもしっかり首位を確保しました。
その他、9月相場のトップランクにも顔を出していた石川県、奈良県の勝率も良好で、ショック耐性の高さが窺えます。
トランプ・コロナショック相場 ペイオフレシオ トップ5
佐賀県がショック相場で急浮上!
次はペイオフレシオでのランキング勝負です。
こちらは佐賀県が3.873でトップに立ち、鳥取県が3.049で2位、愛知県が2.358で3位の結果となりました。
調査期間が17時間程度と短いため参考値ではあるものの、ペイオフレシオ3倍超はかなりの好成績といえるでしょう。
また、さきほどのランキングには姿がないものの、佐賀県の勝率は69.8%と好成績を残しており、総じて質の高いトレードをしていることがわかります。
トランプ・コロナショック相場 1人あたり獲得pipsトップ5
佐賀県、獲得pipsでもトップで二冠達成!
トランプ・コロナショック勝負のラストを飾るのは1人あたり獲得pipsです。
こちらは佐賀県が150pipsでトップ、石川県が134pipsで2位、福井県が99pipsで3位と続きました。
ペイオフレシオに続き、獲得pipsでも首位を奪取して佐賀県が二冠を達成しました。
風雲急を告げるトランプ・コロナショック相場の総合優勝は文句なく佐賀県といっていいでしょう。