2020年9月15日
【ドル/円】:上下の抵抗を抜けきれない状態。
ドル/円は小陰線で終えています。下げ余力の強いものではありませんが、105円割れで終えた場合は下値リスクが点灯します。逆に106.50-60の抵抗をクリアした場合は上値余地が若干拡がり易くなりますが、この場合でも107.00超えから厚くなる上値抵抗を抜けきれない可能性も高いと見ています。 ドル買いは1日様子見か105.10-20まで引きつけて。損切りは104.40に置く必要があります。損切りが付かない場合でも105円割れで終えた場合は下値リスクがやや高くなるので、ドル買いは一旦撤退して様子を見たほうがいいでしょう。ドル売りは106.20-30の戻りを売って106.60に損切りを置くか106.80-90の戻り待ちとします。この場合の損切りは107.30で撤退です。 日足の上値抵抗は106.30-40、107.00-10、107.50-60に、下種抵抗は105.10-20、104.60-70、104.20-30にあります。
【ユーロ/円】:ユーロの戻り売り方針継続。
ユーロ/円は小陰線で終えています。下げ余力の強いものではありませんが、上値を切り下げる流れに入っており、下値リスクにより警戒が必要です。125.00-10、124.50-60に強い抵抗がありますが、全て下抜けて終えた場合や124円割れを見た場合は一段の下落リスクが生じます。買いは様子見か123.80に損切りを置くなら124.10-20の押し目を待って軽く試し買い程度に。売りは125.80-90で戻り売り。損切りは126.60で一旦撤退です。これが付いた場合は“ニュートラル”な状態に戻しますが、127~128円の長期的な上値抵抗をクリアするには力不足と見ています。
【ユーロ/ドル】:下値抵抗を守った状態。ユーロの戻り売り方針継続。
ユーロ/ドルは小幅続伸となりましたが、個々の足が強いものではないので、急伸にも繋がり難く、1.20台を回復して終えるまでは下値リスクは軽減されません。一方で、下値も1.1790-00に日足の抵抗があり、これを割り込んで終えない限り、下値余地も拡がり難い状態です。買いは様子見か1.1740に損切りを置くなら1.1780-90で軽く試し買い程度に。売りは1.1940-50の吹き値待ちとします。損切りは1.2020で撤退です。これが付いた場合は“ニュートラル”な状態に戻します。1.1780以下で終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクが高くなります。
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