2020年9月4日
【ドル/円】:上下の抵抗を抜けきれない状態。一方向へ動き出す可能性にも注意。
ドル/円は寄せ線で終えています。下値を切り上げる流れを守っていますが、106.60-70の日足の抵抗を上抜けきれずに押し戻されており、上値トライに失敗した影響がより強い状態です。一方で下値を切り上げる流れを維持しており、105.50超えを維持して終えれば上値トライの可能性を残します。 105円割れで終えた場合は、日足、週足ともに形状が悪化して下値リスクが点灯します。104.50割れで終えるか104.00割れを見た場合は新たな下げエネルギーを得て一段のドル下落へ。逆に可能性がやや低い状態ですが、107.30超えで終えれば108円トライの可能性が点灯しますが、中期トレンドが弱いので108円台定着は難しいと見ています。 今日は8月の米雇用統計の発表がありますが、米株式市場の大幅下落を受けて為替市場でも発表前に動き出す可能性があり、注意が必要でしょう。(市場予想値:失業率9.8%、非農業部門雇用者数+1,350千人) 今日のドル買いは1日様子見か105.10-20の押し目があれば軽く買い狙い。損切りは104.80で浅めに撤退です。売りは106.30-40で戻り売り。吹き値があった場合の上値余地を106.70近辺まで見て置く必要があります。損切りは107.30で撤退です。 日足の上値抵抗は106.60-70、107.00-10に、下値抵抗は105.90-00、105.50-60、105.00-10にあります。
【ユーロ/円】:上値抵抗に注意。125円割れで終えた場合は短期トレンドに変化。
ユーロ/円は寄せ線で終えています。下値トライに失敗して寄り付き水準に戻していますが、上値を切り下げ始めており、下値リスクへの警戒も必要となっています。また、125円割れで終えた場合は短期トレンドが変化して調整局面入りの可能性が高くなります。買いは125.40-50で押し目買い。損切りは124.80で一旦撤退です。売りは様子見か126.60-70の戻り待ちとします。損切りは127.20で撤退です。
【ユーロ/ドル】:上値余地が限られる可能性に注意。
ユーロ/ドルは寄せ線に近い形の足で終えています。1.1800-10の日足の抵抗を守って終えていますが、週足の形状が悪化し始めており、1.19台の上値が重くなる可能性が生じています。短期トレンドは1.1800割れを見て“ニュートラル”な状態に戻していますが、下値を切り上げる流れを維持しており、1.1720割れで終えない限り、反発に転ずる可能性を残しています。買いは様子見か1.1680に浅い損切りを置くなら1.1720-30の押し目があれば軽く試し買い程度に。損切りが付いた場合は調整下げ局面入りの可能性が高くなるので短期戦略を“ユーロ売り”に転換します。ユーロ売りは1日様子見か、1.1940-50の戻りがあれば売り向かい。損切りは1.2020で撤退です。1.1900-10に軽い抵抗が、1.1970-80に強い上値抵抗があります。
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