シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読み解きます。
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング7週ぶりに減少
▼IMMポジション ポンド/ドル
4カ月ぶりにネットロングに転じる
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【ネットロング2週連続減少】
8月18日時点で円のポジションはドルに対して2.1万枚の買い越し(ネットロング)。
変動がなかったショートに対し、ロングがポジションを取り崩した事で、ネットロングは前週から0.6万枚減少。
期間中のドル/円相場は約3週間ぶりに107円台を回復するも、その後は徐々に下値を切り下げると月初来安値を更新して105円台に下落した。
そうした流れの中、ロング勢が手仕舞いに動いた様子が見て取れる。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロング7週ぶりに減少】
8月18日時点でユーロのポジションはドルに対して19.7万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングがショートを上回る規模のポジションを取り崩した結果、ネットロングは前週から0.3万枚減少。
期間中のユーロ/ドル相場はドル売りの流れが再び広がってきた事で、上値追いを再開すると約2年3か月ぶりの高値となる1.196ドル台まで上値を切り上げた。
そうした中で投機筋は、過去最大に膨らんでいたロングポジションの圧縮を優先させた模様。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【4カ月ぶりにネットロングに転じる】
8月18日時点でポンドのポジションはドルに対して0.7万枚の買い越し(ネットロング)。
ショートが取り崩され、ロングが積み増しされた事で、ネットポジションはショートからロングへと転換した。
期間中のポンド/ドル相場はドル売りの流れに支えられる格好で、1.31ドル台後半の上値抵抗を抜けると約7カ月ぶりに1.3260ドル台まで上伸。
約4カ月ぶりに投機筋のネットポジションがロング(強気)へ転換した事が相場を押し上げたと見られる。
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IMMポジション
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