日本全国47都道府県のトレーダーを徹底調査!(※1)
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【特集】7月ドル/円・ユーロ/ドルパフォーマンス対決
7月はドルと円が同じ方向に動くことが多くドル/円の動意が限られるなか、EUのコロナ復興基金の合意観測や米国のコロナ感染再拡大などを背景に対ユーロでドルが大きく売られました。
月後半のユーロ/ドルは7連騰となる場面もあり、7月は終値ベースで約4.8%もの大幅高となっています。
約1.8%下落となったドル/円とは大きな差がありますが、トレードのパフォーマンスはドル/円とユーロ/ドルのどちらに軍配が上がったのでしょうか。
7月ドル/円 1人あたり取引量トップ5(単位:千通貨)
7月ユーロ/ドル 1人あたり取引量トップ5(単位:千通貨)
取引量はトップ常連・鳥取がドル/円で圧勝!
今回はドル/円、ユーロ/ドルについてそれぞれトップ5の地域ランキングを紹介します。
まずは1人あたり取引量での勝負です。
ランキングはドル/円が394.0万通貨で鳥取県がトップとなり、2位の滋賀県(231.7万通貨)、3位の茨城県(218.0万通貨)と続きました。(※2)
一方、ユーロ/ドルは95.1万通貨で神奈川県がトップ、2位の高知県(61.0万通貨)、3位の北海道(57.0万通貨)と続いています。
ユーロ/ドルが大きく動意づいたとはいえ最大の人気を誇るドル/円の取引量には及ばず、トップ同士を比べても4倍以上の差がつきました。
また、ドル/円ランキングは鳥取県、滋賀県などの常連が並んだものの、ユーロ/ドルランキングでは神奈川県、北海道といった意外な地域が顔を出していることも印象的です。
7月ドル/円 勝率トップ5
7月ユーロ/ドル 勝率トップ5
秋田県がユーロ/ドルで8割超え!
ドル/円・ユーロ/ドル対決、次は勝率ランキングです。
まずドル/円は75.2%で鹿児島県が首位に立ち、2位は74.6%で大分県、3位は73.4%で岩手県が後を追いました。(※3)
一方、ユーロ/ドルは秋田県が84.2%もの勝率を叩き出して堂々のトップ、島根県が78.4%で2位と続き、岐阜県が僅差の77.0%で3位となりました。
取引量ではドル/円に大差をつけられましたが、勝率ではユーロ/ドルが8割超えを達成するなど特色のあるランキングとなっています。
その上位陣も秋田県や島根県など定例ランキングではなかなか見ない顔ぶれが並ぶ興味深い特徴が出ています。
7月ドル/円 1人あたり獲得pipsトップ5
7月ユーロ/ドル 1人あたり獲得pipsトップ5
大分県がドル/円で約3000pipsを獲得!
ドル/円・ユーロ/ドル対決のラストを飾るのは1人あたり獲得pips勝負です。
ランキングによると、ドル/円は大分県が2953pipsと大量に獲得して他を圧倒、続く2位の佐賀県が1130pips、3位の富山県が996pipsを獲得しています。(※4)
一方、ユーロ/ドルは島根県が1700pipsでトップ、福島県が712pipsで2位、山口県が638pipsで3位と続きました。
トップ同士を比較すると、値動きが少ないにも関わらずドル/円での獲得pipsがユーロ/ドルに対して1000pips以上の差をつけるなどやや意外な結果となりました。
また大分県はドル/円取引量ランキングで20位(42.8万通貨)に留まっていたものの、同じくドル/円の勝率では2位、獲得pipsでは首位を奪取しています。
このことから大分県は量を頼りにした力技ではなく、卓越した技量で勝利を勝ち取っていることが想像できます。
ドル/円とユーロ/ドルの値動きに着目した今回のランキングですが、総合的にドル/円トレードの優勢が揺らぐことはなく、一方では大分・秋田・島根などの意外な強兵を際立たせる結果となりました。
結果まとめ
7月ドル/円・ユーロ/ドル対決
※1 数値はすべて稼働顧客のみを対象としたものです。
※2 獲得pips以外は小数第二位を四捨五入しています。
※3 「プラスになった決済回数÷決済の総回数」で算出。
※4 「獲得pips(マイナス含む)÷稼働顧客数」で算出。