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波乱の2020年!上半期の勝利者は? 外為トレーダー統計 2020年7月23日号

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日本全国47都道府県のトレーダーを徹底調査!(※1)
外為どっとコム51万会員のいまがわかる。

【特集1】波乱の2020年!上半期の勝利者は?

2020年の上半期は波乱の連続でした。
米軍によるイランのソレイマニ司令官殺害から始まり、ほどなく新型コロナウイルス禍が世界中に蔓延。
中国、欧州、米国などがロックダウンに入ると景気が急激に冷え込み、株価の急落や原油市場の混乱をもたらしました。

為替相場にも大きな影響を与え、ウイルスが猛威を振るった3月のドル/円相場は高安10円以上をつけるなどの異常事態となりました。
その後もウイルス禍は留まらず、7月現在も終息のめどが見えない状況です。
この歴史的な局面でもなお勝利を手にした地域を調査しました。
(対象期間:2020年1月1日~6月30日)

2020年上半期 全国1人あたり取引数量トップ10(単位:千通貨)

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鳥取県が取引量で圧倒!

まずは1人あたり取引数量のランキングです。
結果は鳥取県が1090.6万通貨で圧倒して首位、滋賀県が480.5万通貨で2位、愛媛県が463.8万通貨で3位と続きました。(※2)

獲得pipsなどの上位ランキングで頻繁に顔を出す強豪の鳥取県が、まずは2020年上半期の取引量で首位を勝ち取りました。
上位3県とも前回記事(7/9)の5、6月のユーロ/円・豪ドル/円連騰相場で下位に位置していましたが、上半期全体では取引を加速していたことがわかります。

2020年上半期 全国勝率トップ10

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2020年上半期も勝率王・福井がトップ!

次は勝率の全国ランキングです。
結果は想定どおり勝率王こと福井県が74.5%で安定のトップ、岩手県が71.9%で2位、奈良県が70.4%で3位と続きました。

高い勝率を誇る福井県とはいえ、波乱の2020年上半期でも7割台の勝率を楽々出してきたのはさすがの一言です。
一方、2位の岩手県、3位の奈良県は前回記事の急騰相場ランキングでトップ10入りを果たせなかったものの、上半期全体では安定した強さをみせました。

2020年上半期 全国1人あたり獲得pipsトップ10

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全地域マイナスの衝撃!

2020上半期全国対決のラストは獲得pips勝負です。(※4)
こちらは驚いたことに、すべての地域がマイナスの結果となってしまいました。
1位の佐賀県も-5984pips、2位の青森県は-7611pips、3位の富山県も-7750pipsという状況です。

2020年上半期のドル/円の高安は約11円と昨年とは打って変わって大きな振幅がみられましたが、この前代未聞の荒れ相場に対処することは容易ではないことが伝わってきます。

【特集2】クローズアップ・東京23区 2020年上半期

日本でも新型コロナウイルス感染拡大が深刻となる中、外出自粛やオフィスの一時休業などを背景にFXの取引量が増大したとの一部報道もありました。
そこで特集2では最も多くのトレーダーが集まる東京都23区に着目してこの期間のトレード状況を調査。
23区全区のランキングを公開します。
(対象期間:2020年1月1日~6月30日)

東京23区 2020年上半期 1人あたり取引数量トップ10(単位:千通貨)

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港区と新宿区が取引量トップ争い

東京23区対決、最初の勝負は取引量です。
結果は都心三区の港区が1092.3万通貨でトップに立ち、2位の新宿区が949.9万通貨で後を追いました。
そのほかは3位の渋谷区(562.4万通貨)と4位の千代田区(510.5万通貨)が続いていますが、やはりトップ2区が抜きん出ています。

前回23区調査(2018年)で2位となった港区が首位に浮上し、千代田区が4位に後退するなどやや動きはあるものの、大取引量の区は都心三区など昼間人口が多い地区に集中していることがわかります。

東京23区 2020年上半期 勝率トップ10

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やはり強い台東区!猛追する渋谷区

次は東京23区による勝率ランキングです。
こちらは台東区が78.5%でトップを走り、渋谷区が78.3%と僅差で追い、以降は北区が74.0%、目黒区が71.5%と続きました。

トップの台東区は、じつは前回23区調査(2018年)でも79.9%で首位を独走した猛者です。
ただ、続く渋谷区が猛追しており、2020年の勝率争いで火花を散らしています。
そのほかでは取引量最下位の北区が勝率で3位を勝ち取るなど、意外な伏兵も現れています。

東京23区 2020年上半期 1人あたり獲得pipsトップ10

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豊島区・渋谷区以外はマイナスの結果に

東京23区勝負のラストを飾るのは獲得pipsランキングです。
こちらは全国対決と同様の壮絶な結果となりました。
ただ、豊島区(3582pips)と渋谷区(724pips)の2区がプラスに浮上するなど、一部で明暗が分かれる展開となっています。

気になるのは最下位の港区で、取引量トップであると同時に獲得pipsで惨憺たる結果を残すなどシビアな現実を突きつけられた格好です。
多くのトレーダーが集まる東京23区でも2020年前半の嵐を乗り越えるのは容易ではなかったようです。

結果まとめ

全国2020年上半期 最強FX地域

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2020年上半期 東京23区最強FX地域

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※1 数値はすべて稼働顧客のみを対象としたものです。
※2 獲得pips以外は小数第二位を四捨五入しています。
※3 「プラスになった決済回数÷決済の総回数」で算出。
※4 「獲得pips(マイナス含む)÷稼働顧客数」で算出。