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7月14日(火)ユーロ/円
基調
方向感模索
目先の注目材料
・7/14 独7月ZEW景況感指数
・主要国株価、国際商品価格
独ZEW、景気回復期待を維持できるか
本日は、独7月ZEW景況感指数(期待指数)が発表される。
ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)が機関投資家や市場アナリストなどを対象にアンケート調査を行い、今後6カ月の景気見通しについて楽観的な回答の割合から悲観的な回答の割合を差し引いて算出。
その差が景況感指数として発表され、プラスだと景況感改善、マイナスは景況感悪化を示すとされる。
前回6月の期待指数は63.4と5月の51.0から上昇。
ドイツ経済が年後半に向けて急回復するとの楽観的な見通しが市場関係者のコンセンサスである事を示す結果となった。
今回7月期待指数の市場予想は60.0となっており、前回から小幅に低下するものの高水準を維持する見通しだ。
米国などでコロナ感染が再拡大する中、ドイツの景気回復期待が腰折れしていないか確認したい。
16日に欧州中銀(ECB)理事会、17-18日に欧州連合(EU)首脳会議と重要イベントが続く事から、独7月ZEW景況感指数に対するユーロ/円の反応は大きくないかもしれない。
ただ、中期的にはユーロ圏最大の経済規模を誇るドイツの景気動向は、ユーロ相場にとって重要な意味を持つはずであり、独7月ZEW景況感指数の結果は注目に値しよう。
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