シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ネットロング2018年5月以来の高水準
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットロング小幅増】
6月16日時点で円のポジションはドルに対して2.2万枚の買い越し(ネットロング)。
ショートがロングをやや上回る規模でポジションを取り崩した結果、ネットロングは前週から0.5万枚増加。
6月上旬のレンジ上抜けが「ダマシ」に終わり、元のレンジ内(106-108円)に押し戻された事で投機筋はロング、ショートともにポジションを圧縮した模様。
結果的に、総建玉(ロングとショートの合計)は過去数年来で最低となる6.4万枚に減少しており、投機筋の「円離れ」が窺える結果となった。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ネットロング2018年5月以来の高水準】
6月16日時点でユーロのポジションはドルに対して11.7万枚の買い越し(ネットロング)。
小幅に積み上げられたロングに対し、ショートが大きく取り崩された事で、ネットロングは前週から1.9万枚増加。
ドル売りの流れが、ユーロ/ドル相場を押し上げると約3カ月ぶりに1.14ドル台を回復。
その後も高値圏で推移する中、投機筋はショートポジションの解消を余儀なくされたようだ。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ネットショート小幅減少】
6月16日時点でポンドのポジションはドルに対して1.6万枚の売り越し(ネットショート)。
横ばいのロングに対し、ショートがポジションを縮小させた結果、ネットショートは前週から0.8万枚減少。
期間中のポンド/ドル相場は通商合意なき欧州連合(EU)離脱リスクが意識されると、約3カ月ぶり高値となる1.28ドル台から大きく反落。
そうした中で、ショート勢は手仕舞いに動いた模様。
↓↓↓IMMポジションのソースはこちら
IMMポジション
「為替チャート|ドル/円(USDJPY)|60分足」はこちら
「高機能チャート(テクニカル分析)|ドル/円(USDJPY)|60分足」はこちら
「為替チャート|ユーロ/ドル(EURUSD)|60分足」はこちら
「高機能チャート(テクニカル分析)|ユーロ/ドル(EURUSD)|60分足」はこちら
「為替チャート|ポンド/ドル(GBPUSD)|60分足」はこちら
「高機能チャート(テクニカル分析)|ポンド/ドル(GBPUSD)|60分足」はこちら