シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ポンド/ドル
ネットショート大幅増加で約半年ぶりの水準へ
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットロング僅かに減少】
6月2日時点で円のポジションはドルに対して3.3万枚の買い越し(ネットロング)。
ショートがロングを上回る規模のポジションを積み増した結果、ネットロングは前週から0.2万枚減少。
期間中(5/27~6/2)のドル/円相場は最終日にこそ108.00円台の上値抵抗を突破したが、米中対立や新型コロナウイルスの影響で強弱材料が交錯する中で、方向感なく推移。
それだけに投機筋の間では強弱感が交錯していた模様。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ネットロング小幅に増加】
6月2日時点でユーロのポジションはドルに対して8.1万枚の買い越し(ネットロング)。
ほぼ横ばいのロングに対し、ショートの一部を縮小させた事でネットロングは前週から0.6万枚増加。
欧州委員会が提案した新型コロナウイルス復興基金案が好感された事などから、ユーロ/ドル相場は約2カ月半ぶりとなる高値を更新。
それだけに、投機筋は売り持ちを減少させざるを得ない状況だったと考えられる。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ネットショート大幅増加で約半年ぶりの水準へ】
6月2日時点でポンドのポジションはドルに対して3.6万枚の売り越し(ネットショート)。
小幅にポジションを積み増したショートに対し、ロングが大きく取り崩された為、ネットショートは前週から1.4万枚と大幅に増加。
期間中のポンド/ドル相場はドル安主導で1カ月ぶりに1.25ドル台を回復。
そうした中でロング勢はかなりのポジションを手仕舞った一方、ショート勢は逆行する相場に耐えつつホールドしたと見られる。
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IMMポジション
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