出所:ロイター
今週もこの資料から始めます。
先週のコラムでは、感染者37万人と紹介しましたが、あっという間に2.5倍ほどの感染者にまで広がりました。
このペースですと、来週の更新では200万人に到達する恐れがあります。
到底、ロックダウンを解除することはできないでしょう。
欧米ではロックダウンを開始したのは先週や10日前からです。それでも感染速度は増すばかりで、終わりが見えないのが現状でしょう。
目次
▼イタリアの致死率はさらに上昇して11.7%に
▼ユーロ円月足から中長期のシナリオを予想してみよう!
▼英国もブレグジット延期になるほどの深刻化か?
イタリアの致死率はさらに上昇して11.7%に
出所:ロイター
またイタリアは致死率がさらに上昇し、11.7%という高さになっています。日に日に上昇傾向にあり、このままでは12%超えがみえてきます。
そして最も恐ろしいことは、イタリアか、またはさらにそれを上回る深刻さを露呈しているのがマルで囲った国々です。
全て欧州エリアの国になります。特に英国は感染者25150人に対し、回復者はまだわずかに135人、死亡者は1789人と大幅に上回っている現状です。
おそらくコロナウィルスの中でも、最も毒性の強いL型が蔓延をしているのではないでしょうか。
この数値を見るだけで、これらの国々の回復は圧倒的に遅延する可能性があり、いずれも金融危機に発展するでしょう。
ECBだけでは対応しきれなくなり、破綻速度が公的資金注入速度を上回ってくると思われます。
到底間に合わない状況が出てくるのではないでしょうか。
ユーロ、ポンドを始め、スウェーデンクローナやデンマーククローネも売られるかもしれません。
異次元の緩和を中央銀行は続けるでしょうが、人々の動きが制限されるため、根本的な解決には至りません。
円とドルを買いながら、欧州通貨売りで考えていきたいと思います。
ユーロ円月足から中長期のシナリオを予想してみよう!
ユーロ円月足チャートです。 ユーロ円の安値はギリシャショックの頃である2012年代の94円がポイントです。2016年にもつけた第二のギリシャショックでは、110円を割り込みました。
今年はこの二つのターゲットを見据えての長いスイングトレードを狙えるように思えます。
ユーロ円ショートですと、マイナススワップを受けることもありませんので、トレードがしやすいでしょう。
もちろんユーロドルのショートでも金利がつきますから、そちらと合わせて狙えると思います。
3月の116-121円のボラティリティも凄まじいものでしたが、過去を見返すとまだまだ序の口です。
今月から116円方向に再トライを目指したショートトレードが始まるように思えます。
コロナ関係のネガティブファンダメンタルはおおよそ織り込んだと見ておりますが、今月から発表される3月の経済指標とこれらが及ぼす悪影響を今後市場は折り込みに行くでしょう。
株式市場もそれらにどこまで反応を始めるか注目です。
英国もブレグジット延期になるほどの深刻化か?
ポンド円の月足も見ておきましょう。
ポンド円の過去15年では、リーマンショック後の2010〜2011年あたりになります。こちらもギリシャショックの渦中にてつけた価格が117円です。
ここまでまだだいぶ距離がありますので長期のスイングトレードもありではないでしょうか。ストップは140円越えにおいて、120円割れをターゲットに、117円方向に向かうというトレードです。
数円抜きのトレードになりますので、レバレッジも1倍程度のポジションでトレードなさると良いでしょう。リターンを10〜15%、リスクを6〜7%に設定したスイングトレードです。
今週は米雇用統計ですが、失業率も新規雇用者数も全く想像ができません。市場は荒れるでしょうが、事の深刻さは増していくように思えます。
短期的な予想は難しいため、今週も中長期目線のトレードをご紹介しました。
資産を守ることを第一におき、レバレッジは極力低めで対応していきましょう。
【レベルアップセッション】
【先週のコラム】
【インタビュー】

FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。