2020年3月12日
【ドル/円】:下値抵抗を守った状態。103.50割れで下値リスクが点灯。
ドル/円は、前日足から下寄りのスタートとなりましたが、104.00-10の下値抵抗を守って小陰線に留まっています。再度105.00超えの上値抵抗をトライする可能性に繋げており、突っ込み売りにも注意が必要です。一方で上値を急角度で切り下げる流れからは上抜け切れておらず、反発余地を試した後の反落への警戒も必要です。 日足の形状が大きく崩れていないので、買いは104.00-10で押し目買い。損切りは下値リスクが点灯する103.40に置く必要があります。ドル売りは1日様子見か106.10-20の戻りがあれば売り狙い。損切りは106.60で一旦撤退です。これが付いた場合でも107.00-20ゾーンに一段と強い抵抗が控えており、ドル急伸にも繋がり難いと見ます。 日足の上値抵抗は106.10-20、107.10-20に、下値抵抗は104.00-10、103.60-70、103.00-10にあります。
【ユーロ/円】:上値トライに失敗。117円割れを見たら一段の下落リスクに注意。
ユーロ/円は反落。前日の上げ幅をほぼ切り崩しており、下値リスクがやや高い形ですが、117.50-60の日足の抵抗をかろうじて守っており、これを割り込んで終えるか、値動きの中で117円割れを見ない限り、突っ込み売りにも注意が必要です。買いは117.50-60で押し目買い。損切りは下値リスクが高くなる116.90で撤退です。売りは様子見です。やや強い上値抵抗が119.00-10にありますが、実体ベースで上抜けて来れば、上値余地がもう一段拡がり易くなります。この場合でも120.50-60、122.00-10に日足、週足の上値抵抗が控えており、全て上抜けて越週しない限り、下値リスクを残します。
【ユーロ/ドル】:下値抵抗を守った状態。1.1250割れで下値リスクが点灯。
ユーロ/ドルは、小幅続落となりました。実体が小さいものですが、上ヒゲがやや長く上値トライに失敗した形となっており、下値リスクがやや高いものです。現状は1.1250-60の抵抗を守っていますが、1.1250割れを見た場合は“ニュートラル”な状態に戻して1.1100~1.1200ゾーンの下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きが強まり易くなります。この場合でも1.1000割れで終えない限り、調整下げの範囲内となります。買いは1日様子見か1.1250台を軽く拾って1.1240で浅めに撤退です。売りは1日様子見です。やや強い上値抵抗が1.1350-60に、強い抵抗は1.1450-60にあります
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