2020年2月27日
【ドル/円】:ドルの上値余地が限られる展開。
ドル/円は小陽線で続落を食い止めていますが、110.70-80の上値抵抗にもぶつかっており、反発余地が限られる展開が予想されます。一方で110.00-10の下値抵抗も守っていることや、109.30-40に日足の下値抵抗が控えており、これを割り込んで終えない限り、突っ込み売りにも注意が必要でしょう。短期トレンドはニュートラルな状態ですが、109.50割れの越週か109.30割れで終えた場合は“ドル弱気”に変化します。逆に、112.10-20の抵抗を実体ベースで上抜けて終えるか112.50-60の抵抗をクリアすれば“ドル強気”に戻します。 日足の形状が弱く、下値リスクがやや高い状態にあるので、ドル買いは1日様子見です。ドル売りは110.50-60で売って、110.90に浅い損切りを置くか、111.10-20の戻りをゆっくり待つ方針で。この場合の損切りは111.50で撤退です。 日足の上値抵抗は110.70-80、111.20-30に、下値抵抗は110.00-10、109.70-80、109.30-40にあります。
【ユーロ/円】:上値余地が限られる可能性。
ユーロ/円は実体の小さい陽線で続落を食い止めていますが、上ヒゲがやや長く、上値トライにも失敗しており、下値リスクを残した形となりました。日足、週足ともに上値トライの可能性に繋げていますが、122.10-20の抵抗を実体ベースで上抜けて終えるまでは下値リスクを残します。買いは1日様子見です。或いは119.00-10の押し目があれば買い狙い。損切りは118.40で撤退です。売りは様子見です。119円割れで終えた場合はニュートラルな状態に戻します。さらに、118.50割れで終えた場合は新たな下落リスクが生じます。
【ユーロ/ドル】:上値余地を探る動き。戻り売りの流れは変わらず。
ユーロ/ドルは十文字の寄せ線に近い形の足で終えています。下値を切り上げる一方で、1.0910-20の抵抗を上抜けきれておらず、短期トレンドは弱いままです。買いは様子見か1.0820-30の押し目待ちとします。損切りは1.0780で撤退です。ユーロ売りは1.0900-10で戻り売り。損切りは1.0930で浅めに一旦撤退です。短期トレンドは1.1000超えに値を戻さない限り、変化しません。また、1.1200超えで終えるまでは下値リスクを残します。
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