ドル円は110円を超えてからあっという間の上昇でした。
一時112円20銭前後まで到達し、その後反落。
110円を一時割れる展開となり、戻り売りのロスカット、押し目買いのロスカットも短期トレードのポジションはほとんど一掃されたでしょう。
こういった値動きがあったあとは、市場が軽くなるので、本格的に動き始めることが多いです。
ドル円はリスクオフで105円なのか!?または日本売りで115円がターゲットになるのか!?
本日も、ドル円から分析していきましょう。
目次
▼上昇を全否定!
▼下降トレンドライン到達なるか?
▼EURUSDフィボナッチの戻りを試す
▼売りのタイミング?下限ラインでは買いエントリー?
上昇を全否定!
ドル円日足分析からです。非常に珍しいチャート形状かもしれません。
上値を緩やかに切り上げる上昇チャネルレンジから大きく上昇し、そしてその上昇分を全て打ち消して下落しました。
誰もが予想できない値動きだったのではないでしょうか。
市場参加者が振り回されたあと、市場が痛んでいるため、簡単に大きく動きにくいことが多いです。ですので、このフェーズでは逆張りトレード中心に物事を考えたいと思います。
下降トレンドライン到達なるか?
ドル円1時間足です。逆張りトレード中心ですので、いつもは4時間足ですが、今回は1時間足と短めでご紹介していきます。
注目は、MACDがすでにダイバージェンスしており、反発を始めている形状であることが確認できます。
さらにRCI26が-80ラインから上方向に抜けてくるタイミングです。これも反発要因の一つです。買いエントリーを狙いたいところですね。
エントリー的には110.25〜35ぐらいの浅い押し目からでしょうか?
ここからRCI26のボトム圏脱出、およびダイバージェンスを考慮して、短期的には下降トレンドライン到達を狙う作戦です。
ターゲット的には111円方向を狙い、ストップは110円割れに、シナリオを練りました。リスクリワードは1:2前後になるようにトレードを狙いたいと思います。
EURUSDフィボナッチの戻りを試す
2つ目はユーロドルです。
先日の記事は反発を予想しましたが、思惑通りでした。
現在はフィボナッチリトレースメントの23.6%戻しの局面で止まっており、レジスタンスラインとしてワークした形です。
ドル円同様に、一旦はドル買い方向をイメージしてトレードを模索してみました。
売りのタイミング?下限ラインでは買いエントリー?
1時間足です。
イメージとしてのターゲットは、上昇チャネルの下限ラインです。
これは1時間足ですので、当コラムをご覧になられた方の中では、すでに時間が経過してしまっている可能性もあります。
その場合、ピンクで囲った下落ポイントまで落ちていた場合は、押し目買いに作戦変更もありでしょう。
MACDは横ばいですし、RCIも中長期線も±80ラインに振り切っていることがありません。
下落トレンドはそこまで続かないと想定します。
5分足程度で下落を20〜30pips狙いのも良し、押し目会で1.0840台から買い注文を出して、1.09手前まで狙うのも良いでしょう。
基本的には少し大きなレンジ相場をイメージして、ユーロドルはオシレーターがしっかり振り切れてから方向性を考えるものだと思います。
トレンドが発生しにくい局面に入ってきたので、レンジ相場をイメージして逆張り戦略を個人的には取りたいと考えております。
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FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。